
日本人はだんだん細菌に弱くなっているのでしょうか。
テレビでもよく見る細菌画像には「えーホントに!?」と思ってしまいますし、できるならばあんな虫のようなもの、近づけたくないと思ってしまいます。
除菌・殺菌のし過ぎで感染症リスクが高まるカモ!?
だから、除菌に走るのですが、こんな意見もあります。
「除菌・殺菌しすぎて子どもの免疫力や抵抗力を低下させている」
というもの。
インフルエンザの季節でもあり、抵抗力を失っていて感染しやすくなるリスクがあるとしたら見逃せません。
また「菌」と名が付くだけで悪いモノというイメージがありますが、体内には多くの菌が存在し手活躍しているということも忘れてはいけません。
汚いものに触れさせず、手洗いうがいに金切り声を上げ、人が使った食器に手を出すことを絶対に許さない子育てを目の当たりにすると、ちょっと行き過ぎでは?と正直思います。
最近の「除菌体質」を潔癖症というよりは、神経症に近いと感じる昭和世代です。
ほどほどに行きたいものです。
トイレに手洗い器が必要かどうかは、細菌を消滅させる意味合いも大きなものですから、選択の自由度が高いとはいえ検討しなければいけませんね。
トイレに手洗い器がないので新設できますか?
”中古の家を購入したのですが、二階のトイレは手洗いナシのタンクが付いていました。
隣に洗面所があるからと手洗いナシにしたのでしょうか。
けれど、トイレの中に手洗いがないので大変不便をしています。
トイレの中に手洗いを付けようとした場合、どんな方法がありますか?”
近くに洗面所があるからといって、トイレに手洗いがないと実際のはなし困ってしまいますよね。
せめて、手洗い付きタンクにしてほしい・・・。
けれども建売物件や中古物件に入居した場合に手洗いが行き届いていない場合も多いですね。
トイレのスペースには限界がありますし、それほどお金もかけたくない場合、どんな方法があるのか見ていきましょう。
トイレに手洗い機能を付加するリーフォーム解決法
トイレに手洗いを新設したい場合、方法は二つあります。
①手洗い付きタンクが付いた便器に取り替える
②壁面に洗面器を取り付ける、という二つの方法です。
壁面に穴をあけて埋め込み式の手洗い器をはめ込む形であれば、狭いトイレにも対応できる場合があります。
スペースに余裕があるならば、カウンターが付いた洗面台は収納面でも有利です。
収納が足りないという少し大掛かりなリフォームの可能性も考慮したいものですね。
トイレに手洗い機能を付加するリーフォーム解決法①手洗いタンク付きの便器に取り替える
タンクに手洗い機能が付いていないモノから手洗い機能付きの便器へ取り替えます。
便器の取り換えは一日でできる工事になりますしそれほど難しいものではありません。
ただ、現況の便座のタンクよりも新しい機種は小型化している傾向があり、付け替えたときにクロスに汚れがはみ出て見える場合があります。
汚れがひどい場合には、他の部分の尿はねなども溜まっていると考えられますので、クロスの張替えも視野に入れておきましょう。
便器はきれいになった。
けれども壁が薄汚れていたらリフォームした喜びが半分になってしまいそうです。
トイレに手洗い機能を付加するリーフォーム解決法②壁面に洗面器を取り付ける
壁面に洗面所を取り付ける場合は、給排水配管をしたり、壁面に穴をあける工事になります。
トイレ空間がその分狭くなることも考えておかなくてはなりません。
ショールームを見て気に入ったからと言って自宅トイレに設置できるとは限らないのです。
空間を狭くしたくない場合は壁面埋め込み型の洗面器を取り付けることも考慮します。
ただ、やはり使いづらいので、例えば洗顔もここで済ませたいという場合には向きません。
リフォーム会社とよく相談しましょう。
トイレ空間に余裕がある場合なら洗面化粧台を設置する
もし、トイレの収納に困っているならば、洗面化粧台を置くことで収納の悩みも解決しましょう。
トイレ内部は、掃除道具、トイレットペーパー置き場、各種洗浄剤など、小物が散らばりやすい箇所でもあります。
それらをまとめて収納することでトイレ空間が広くスッキリ使えますし、掃除も楽になります。
全面的に二階のトイレ、洗面周りをリフォームする
家族が多くて朝のトイレや洗面の混雑が日常的になっている場合は、二階のトイレ、洗面所を充実させるのも一つの解決法になります。
トイレに手洗いを設けるだけでなく、洗面所をリフォームし多少でも幅の広いものを取り付けるとストレスなく回るでしょう。
その場合は、家族のニーズに合わせて洗面所の鏡の幅を広くするだけで時間のゆとりが生まれる場合もあります。
リフォームチャンスをうまく活用しましょう。
洗面器(洗面ボール)の種類
トイレ空間にある程度の余裕があれば、埋め込み式でなくても設置は可能です。それにして無駄に大きいものはトイレには向きません。
コンパクトにまとまる洗面器には壁付け、壁埋め込み、隅付けのものがあります。
多くは50㎝弱の奥行きがありますが、埋め込み式であれば、でっぱりを抑えることができます。
埋め込み式の場合は、下地に穴をあけて取り付けるので、既存の胴引き材や断熱材の養生をして工事をする必要があります。
またコーナーに取り付ける隅付けの小型洗面器は、ドアの位置によっては取り付け可能です。昭和なレトロ感満載ですが。
洗面器は、空間の広さによって施工可能な大きさや形式が決まってしまいます。
リフォーム会社が奨める中から選ぶのが無難です。
トイレの手洗いと洗面所の相場
トイレや洗面所の取り換え工事の相場を調べていきましょう。
手洗い付きタンクの便器に変更する
費用:約6万円~
工期:1日
現在手洗いナシタンクからの取り換えの場合です。内装が絡むとその分費用が上がります。
埋め込み洗面器取り付け(クロス張替え含む)
費用:約4万円~約15万円
工期:3日~
埋め込み洗面器はそれほど種類がありません。収納部分付きのものを選択することは可能です。
二階洗面台の取り付け
W600・750シンプルな洗面台(工事費込):約6万円~約8万円
W600・750シャワー水栓洗面台(工事費込):約6.5万円~約8.5万円
W750三面鏡洗面台(工事費込):約10.5万円~約11,5万円
W750グレードの高いもの(工事費込):約16万円~約50万円
トイレの中に設置する洗面化粧台の場合、カウンター式でつくる場合が殆どです。
その場合にもシステム洗面台と、大工さんが造作でつくるカウンターの両方があります。
朝のトイレ・洗面所ラッシュが判断の分かれ道
いかがでしょうか。手洗いがない不便を克服するだけならば10万円もかけずにリフォームすることは可能です。
現況便器が、タンクだけ取り換えできるものならば手洗い付きタンクに変えるだけで用は事足ります。
工事も半日ほどで終了しますのでものが手配できればすぐにでも設置可能です。
2階建ての住居には2階にもトイレと洗面化粧台が置かれることが多くなってきました。
もし、朝のトイレ、洗面所混雑がひどいならば、トイレ周りを全体的にリフォームすることも視野に入れて考えましょう。
ちょこちょこリフォームがかえって高くついてしまうことにならないためにも。
ちょこっとリフォームで比較的低い費用でするリフォームも合い見積もりの原則は守りましょうね。
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