その会社で家を建てると、なぜか運が良くなる、ツイてくる。お金がたまる。そんな会社があったらお願いしてみたいですよね。300社以上のハウスメーカー・ビルダーと「家相・風水」について調査してみました。すると、とんでもない事実が見えてきました。
金運に効くプランニングの条件
金運に良いと一般的に言われる次の条件で「金運がひらきそうなプラン」を探します。もちろん敷地や周囲の環境についての考察はありません。リビングの窓を南向きとして、純粋に平面プランだけをみていきます。
・玄関が東南か東にあり、美しく保つ工夫がある(おだいじん設計は玄関から!)
・玄関を入って右奥にトイレなどがない
・掃除しやすい広さのトイレ(トイレの神様をもてなそう!)
・鬼門線、正中線上に水回りがない(鬼門線の取り扱いは特に注意!)
・重心が吹き抜けや階段になっている
・キッチンの換気動線(金運に大きくかかわる水回りの空気をよどまないように)
数あるハウスメーカーやビルダーの中でも家相・風水にこだわると明示されていなくとも、すっきりして使いやすく家相的にもGOODなプランはありますよ!
逆になんでこんなに風水センスがないのか・・・と思ってしまうほどあか抜けないプランばかりのハウスメーカーもあります。商品開発者自身が「モヤモヤしているな」と感じてしまうハウスメーカーはNGですね。
金運が良くなるハウスメーカー
上記のような、一般的に金運上昇運があると言われるプランニングを、ホームページに挙げているハウスメーカーをご紹介します。もちろん、自由設計の場合は、土地に合わせてプランニングをするので、規格住宅とはことなりプラン例というものは提示されていませんので、あくまでもホームページの商品一覧などで発見したプラン限定です。
住友林業 The Forest BF
独自のBF構法により、木造でも大空間を実現している住友林業です。広がりを感じられる設計は、いわゆる高気密高断熱住宅の「箱感」と一線を画しています。
画像出展元:住友林業『The Forest BF』
水回りを1階キッチンと2階バスルームに分けたプランです。ランドリー動線が素晴らしく、「洗濯」→「干す」→「吊るしたまま収納する」という流れがコンパクトで、しかも寝室とバスルームは行き来できるプランになっています。キッチン立ちながらお風呂のお湯を貯めることや洗濯機を回す、干すなどを行う忙しい主婦にとっては、1階と2階に分けることには抵抗があるでしょうが。
家相的にもほとんど問題がみられません。和室は北西に位置していて、仏間や主人の居場所としてふさわしく、南西(裏鬼門)も問題が見られず、家相的によく考えられているのではないでしょうか。他では見られないアイデアもあり、設計の提案力の高さを感じます。
居室の大きな窓は断熱のためには弱点となりますが、大窓にすることで得られるロケーションや豊かさが勝る土地では、すごくいいと思います。夫婦仲が良く、バランスの取れた家族がイメージできます。
積水ハウス 平屋の季
積水ハウスは、鉄骨で大屋根をつくりダイナミックな空間演出をするのを得意としていますが、平屋にも生かされています。
画像出展元:積水ハウス『平屋の季』
積水ハウスの鉄骨でつくる平屋のプランです。スッキリとダイナミックに掛かる大屋根の下のインナーガレージやデッキも、室内空間のごとく取り扱われています。
キッチンから家事スペース、ランドリースペースからバックヤードへと回遊性のあり、使い勝手がよさそうです。
平屋で、2ベッドルームのほか和室があるので、家族4人まで、ペット一匹とともにゆったり暮らせそう。ペット用の部屋は大屋根が掛かっているとはいえ、冬の日差しが差し込んでサンルームのように使えそうです。よくできたプランだと思います。
さて、家相的にはどうかというと、玄関が「張り」、北西の角、南西の角が「張り」となっています。鬼門には車庫があり、鬼門線上にキッチンのシンクが掛かっているのは気にかかるところです。
東にある玄関の「張り」は、この家が、若々しい新緑の季節のようにこれから葉が生い茂って発展することを予感させます。南西の角にはこの家の主婦が寝起きすると良い場所で、「張って」いるのでしっかり家を守る主婦として安定します。北西の角には、家の主が落ち着く場としたいところですが、弱いです。車を愛好する息子のような夫と、しっかり者の妻が住むイメージが浮かんできました。
こんな風にバランスよく配置されていることによって出すぎてしまう「張り」の弱点は打ち消され、良い点が引き出される傾向がある上に、大屋根が掛かることで、全体を整えています。
さすが、年間着工件数NO1を誇る積水ハウス。設計力のポテンシャルの高さを感じさせます。
ヘーベルハウス そらのま
ヘーベルハウスには、壁に使用されているALCコンクリートを生かす外観が採用されて箱型のプランが多いのですが、「そらのま」もその一つです。空を楽しむ部屋がある「そらのま」は人気商品だそうです。
画像出展元:旭化成ホームズ『そらのま』
ヘーベルハウスは2階リビングを推奨しているようで、そらのまにも採用されています。キッチン・浴室・洗面という水回りのすべてとリビング・ダイニングを2階にもってきています。家族4人の暮らしがコンパクトにまとまっています。
さて、家相的にはどうなっているでしょうか。鬼門線や正中線をおかす水回りなどはないようです。一つ気になるのは部屋のど真ん中近く、玄関近くにあるトイレですね。高断熱高気密住宅で24時間換気が基本となっている今、トイレには窓を設ける必要がありませんから、技術的には問題ありませんし、重心から少しずれているので気にはなりますが良しとします。
このプランも北西の角が弱いですね。2階は浴室となっています。浴室をステディルームにしているケースをドラマなどでも見ることがありましたが、常にキレイにして乾燥させ、書斎や読書ルームとしても使えるような工夫をすればいいかもしれません。
2階リビングを採用するプランではいつも気になることが「子どもが帰宅時にだれとも顔を合わせないで部屋に直行できる」ということです。日本の子どもたちの学習スタイルは、ママがお料理しているそばのダイニングでおこなうことが多いのですが、この場合は帰宅後部屋に直行し、おやつなどで2階に上がり、部屋に戻って勉強するという感じでしょう。「そらのま」プランでは、フルタイム共働きの夫婦がいて、子どもが留守宅を守っているイメージが立ち上ります。
「そらのま」は家族で過ごす休日ににぎやかさを演出してくれる場所となりそうです。
古河林業の家 大黒柱のある家
古河林業は、秋田や伊勢などの国産材にこだわった家づくりをしています。特に素晴らしいのは「大黒柱ツアー」と称して、家に建てる大黒柱を家族で選べるサービスが提供されていることです。選んだ大黒柱は、自宅の中心近くに鎮座し、家族を末永く見守ることになります。
大黒柱はかつて「家づくり」にはとても大切なものでした。その由来は神代までさかのぼります。宮を建てる際には「みやはしら」をしっかりと立て、その棟に、家づくりの神である大国主神をお祀りして、宮と国鎮めをおこなったのでした。これが、上棟式に当たります。現在では地鎮祭を行っても、上棟式を行う現場は少なくなってきていますが、それはとても重要なご神事だったのですね。この柱が今に伝わる大黒柱です。
戦後の〇〇LDKで表現される「文化住宅」に大黒柱は見られませんでした。時代は高度成長期を経て、家にいるのは女性と子供が主となって、夫の居場所がなくなっていきました。一家の主である”大黒柱”が実際の大黒柱と共に不在となったのです。
ある友人はこう言いました。
「家でイニシアティブをとりたいので、女性上位になる家をつくりたい」と。男社会の生きにくさはよく理解できますが、一家の主になるということって結構大変なことです。友人の悩みとして浮上したことは「夫の兄弟がいまだに独身で、将来面倒見なければならないかも」ということでした。責任を主婦が背負うことになり大黒柱不在はリスクが大きいです。大黒柱をなくした家では、家の主を強める家相が欲しいところです。何事もバランスなんで。
古河林業の場合は、間取りはわかりませんが、大黒柱を大切にしているということで、ご紹介したくなりました。伊勢の木を大黒柱にするなんて憧れますね。家づくりの神様とご紹介した大国主神は、金運の神様としても有名な神様です。
スウェーデンハウス レットナード
北欧スウェーデンからやってきた家ですから、家相を当てはめるのはちょっと無理がありますね。ですが、ヨーロッパにはヨーロッパの考え方があると聞いたことはあります。
画像出展元:スウェーデンハウス『レットナード』
南入りの玄関、広いホールから洗面所、クローク、各部屋、リビング、キッチンという全ての部屋へ短い動線で入ることができます。3人家族ならばまったくコンパクトで無駄がない素晴らしいプランです。
株式会社ミノワ
今どきめずらしい土壁の家をつくる会社です。
画像出展元:株式会社ミノワ
四角の平面プランで、張りも欠けもないいいプランです。本物の木造軸組み構造の家、あこがれますね。
安井建設 ラシアスタイル
愛知県江南市と一宮市で住宅販売1位を獲得する人気の地域工務店です。
画像出展元:安井建設 ラシアスタイル
東入りの玄関を入るとすぐリビングになります。収納量たっぷりのシュークロークが北東の角にあり、キッチンは西南の裏鬼門にあります。水回りはすべて北面にまとめ、リビング階段があります。デッキがリビングの延長として視界が広がります。
リビング階段は家の重心にかかりやすいのですが、この場合ぎりぎりズレているので悪くはないと判断してもいいかな。家の重心は「大黒柱」の位置でもあるので、本来は吹き抜けをつくりたくない場所です。
フェニックスホーム フィール
フィンランド生まれのログハウスです。
画像出展元:フェニックスホーム Feel-G
基本形は長方形で、一部南西方位にリビングの「張り」があるという平面プランになっています。
東南の角にある玄関。鬼門のベッドルームと裏鬼門にキッチン。北西の「家の主」もキチンと主寝室になっており〇です。洗面所のボウルが鬼門線にかかっているので、少しだけ工夫した方がいい部分です。
憧れのログハウスで気分よく暮らすのによいプランだと思います。
フォルムハウス
本社が香川県にある不動産&ビルダーです。ベースプランと外観を選択してお好みの家をつくります。
画像出展元:フォルムハウス 30坪平屋プラン東玄関NO55
東から入る平屋プランです。中庭を中心に廊下で各部屋とつながり回遊性が楽しさを生むプランです。
中庭は家相的にはNGとされています。家の中心が抜けていることが問題になります。このプランであれば、中心部を一部屋にしプレイルームなりライブラリーや家族のスタディルームにするなどもアリなのではないでしょうか。採光のためにはトップライトが必要になりますが。西北にある和室に明るさを取り込むには、中庭はいいですけれども。
もう一つの案としては、象徴としての「大黒柱」を中庭に置くことですね。それによって一家の主を立てることができます。
玄関からのファザード(外観)が左右対称なことも素晴らしいです。
GLホーム スパニッシュワンズコートスタイル
日本のツーバイフォーの草分けとして40年、構造性にも強靭ながらアメリカン、スパニッシュなどの美しい外観を取り入れた洋風住宅を提供しています。
画像出展元:GLホーム スパニッシュワンズコートスタイル
コの字型に中庭を設ける平面プランで、家の重心はキッチンとダイニングとガーデンの間ぐらいになるでしょうか。1階の北西にバスルームがあることも鑑みれば、できれば主寝室を北西に配置することで、安定するのではないでしょうか。
ゆとりある空間が心の豊かさをもたらしそうです。
以上300社以上のプランの中から家相的に良い家を抜き出してみました。
え!?300社中10プラン???「家相・風水」に対するハウスメーカーのスタンス
ハウスメーカーや設計者は家相や風水についてどう考えているのでしょうか。一般的には「そんな怪しいものを設計に取り入れているというだけで見識が疑われる」と心のどこかで思っているフシが多々あることを、たくさんのビルダーのプランを見て感じました。
日本には10万社前後の大工・工務店・ハウスメーカーがあるわけですから、もちろん、中には家相的に問題がないよいプランを提供しているビルダーもあることでしょうが、ネットで拾い上げた中で「良い家相の平面プラン率」は10%にもならない低さです。
戦後の家づくりは外国スタイルを取り入れて寝食をきちんと分けて合理的にはなりましたが、その代わりに無くしたものがあります。和洋折衷の暮らしを経験する中でよりよく修正しつつ、大きな地震や火事などの災難を乗り越えながら、耐震・耐火性に優れ高性能な今の住宅があります。科学的検証や実験を繰り返してきた中で、「家相」「風水」というものは、「怪しいものは信じない」と言って一笑に付す住宅産業人が多いことは確かです。
住宅業界人が家相・風水を取り入れないワケ
なぜ住宅業界人が家相・風水を無視するかというと、家相や風水師の流派によっていうことがバラバラだからです。あっちの神社とこっちの風水師に同じ図面を見せると違うことをいいます。あっちでは「トイレの位置が悪い」こっちでは「トイレはいいけど玄関がダメ」。ハウスメーカーなどのモデルプランに多い延床面積が30坪とか40坪程度の場合、どんな間取りにしても必ず「鬼門」「裏鬼門」にかかる場所がでてくるんだ、とぼやきます。
あっちでは「東」と言われたどこっちでは「東南」に区分されたり。診る人が違えば、重心の取り方からしてそれぞれちがいます。答えが一つでないことは「科学的じゃない」とみなされ迷信と片付けられました。だから、そんな怪しいものを設計に取り入れているというだけで見識が疑われる、というわけです。
しかも、実際に建てる家は、地域により、土地により性質が異なるものですから、できるだけ規格化してコストを抑えたいハウスメーカーには、不都合なことも多いのが「家相・風水」。触らぬ神に祟りなし、と言わんばかりに無視しています。
家相・風水が科学といえることの数学的証明
ただ、軽井沢プリンスホテルなどを手掛けた建築家清家清氏が『家相の科学』という書籍を著していて、多くの建築家にとっての「家相バイブル」となっています。筆者にとっても最初に読んだ家相本でした。
最近では2019年に「対称性通信」を数学的に証明する論理が明かされて、世間はざわついています。その考えで言えば「家のカタチ」一つとっても宇宙に何らかの影響を与えるのだということが、数学的に証明されたということであり、「南のトイレが心臓の病気を引き起こす」とか「尖がった形でライバルを誅する」など、家相・風水の世界でしか信じられてこなかったシンクロニシティは、科学的事実としてとらえるべきものとなったのです。
「すべての思い・ことば・行動・形などの現象は、環境に相似形を与える」「環境は人の思い・ことば・行動・かたちに相似形を与える」のですから、環境を変える家相や風水の処置が人に影響を与えることは「アリ」なのです。
それに先駆けてドクターコパが1級建築士として風水というものを流行らせましたが、家を建てたいユーザーから「風水」を口にすることも多くなっている中で、ハウスメーカーも何らかの風水的回答を持たなくてはならない時代だと思います。
ハウスメーカが家相・風水を取り入れるメリット
今のように人口が減少している日本で、外国のように何百年も住み続けられる資産となるような堅牢な家をつくったら、住宅産業はこれまでのように26年で建て替え需要が起きるような産業ではなくなります。
つまり、今後はますますハウスメーカーの生き残りをかけた対策が必要になります。生き残れる会社は、
「古民家再生技術を持っている」
「精密な気密工事ができる」
「風土に合わせた家づくり(土地の黒歴史を一掃する磁場調整をして再開発できる)」
「家族が幸せになる間取り提案ができる」などの、誰にでもできるものではない希少な特徴を持ったビルダーが有利ではないかと思われます。
「家族が幸せになる間取り提案ができる」要素を分解してみるとつぎの3つは特に重要となるのではないでしょうか。
・家事が楽になる動線
・帰宅時に家族と顔を合わせられる間取り
・日本の地理や五行の気(気候風土)と一体になる家相設計
「このビルダーが建てた家に住んだら幸せになった」
そんな口コミが語られるようになったら、その会社は生き残れるのではないかと思います。
家から大黒柱や神棚が消えてしまったことで、失った日本人としての誇りとか、神様への畏敬の念をもう少し家に取り入れることができれば、ヒトも大地も日本という国ももっと良くなると思われます。風水は環境学だと最近よく目にします。が、家相には日本特有の「鬼門」があり、そこは「空(うつろい)」の神が鎮座する、侵してはいけない場所という縄文時代からの言い伝えがあります。神様への畏敬を家に落とし込んだものが家相です。
生き残れるハウスメーカー・ビルダーとは、つまりは本質的な家を建てる会社だといえます。
”お金がたまる家”の定義
先進技術を導入し、省エネして貯める毎月支払いする水道光熱費の内「電気代」は、ソーラーパネルで創電すれば、電気代はゼロになりますし、余った電気を電気自動車などに蓄電すれば、家庭で使う2~3日分の電気は賄えます。
当然ソーラーパネルを設置するためのイニシャルコストはかかるのですが、普及するにつれ今は初期コストが低くなったので、約10年で元が取れると言われています。
補助金が出る設備を導入し、国の政策に寄り添うことで貯める
「電気を創り、電気を貯める設備を家に置く」ことは国が推奨するレジリエンス住宅に適合するので、補助金が100万円以上でます。設置費用のおよそ半額ぐらいがもらえるんです。国の政策に乗っかることは「お金がたまる」考え方の一つといえそうですね。
高度経済成長期に、国民に家が早急にいきわたるようにとうった政策で、粗悪な住宅が大量生産された時代や、スクラップ&ビルドで新築でも壊して作ったバブルの時代を経ながら、今、国は「空き家問題解決」に予算を取っています。古民家再生や、田舎への移住に関する支援や補助も行われています。自分の家がお得に手に入ると同時に、誰かが喜ぶとしたら嬉しいことです。
寄り添うと「貯まる」のは国や行政だけではありません。家の墓守など祭祀を継いだ子どもは家や土地も継承します。ただ、相続問題は醜いことになりがちですが。。。
「先進技術で省エネ」や「社会参加して補助金」以外にもお金が貯まる要素があります。それが、「大地を耕す」ということです。文字通り畑を耕すことと言ってもよいですが、大地に根付いているすべての大自然の声を聴き、それに寄り添って生きる、ということです。日本人にとって大自然の声とは「神様」のことと言ってもいいのですが、家相とは日本における大自然の声をまとめたものです。
大地を読み、水と生きることで貯める
昨今の豪雨や猛暑、寒波という天候不順など、地球温暖化による様々な問題に危機感を感じ始めた人類は、CO2削減などの低炭素社会を目指して各国が目標値を決めました。「地球はもうすぐ住めなくなる」と察知した一部のVIPは火星への移住計画などを進めているほどです。
けれど、火星に移住しても問題は何も解決しません。地球がもうすぐポールシフトをするというだけでなく、オリオン座の1等星ベテルギウスの超新星爆発が迫っているという事実があるからです。それは今日かもしれないし、100年後かもしれないが爆発するのを目にするだろうと、天文学者が言っているのです。
どうなるのか。それこそ「神のみぞ知る」世界です。何もなすべきことがないのならば放置しておけばいいかというと、そうでないらしいのです。数学的に証明された「対称性通信」とは、2019年4月に発刊された『宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃』加藤文元著に詳しいのですが、いわゆる神秘家の間で語られてきた「ミクロコスモス」は「マクロコスモス」に照応するというものを、数学で一つの解が解き明かされたということです。
自分が思ったり、言ったりしたことは宇宙に相似形をもたらす、ということです。つまり、日本風水や家相は、空間に意味を持たせる行為であるわけで、風水的に処置したことが当然、いろんなことが起きようとしている宇宙にも変化をもたらします。私たちが家相に意義があるとみてそれを施すことは、見ている何百年も前の星の光に対応することは、明日地球おきる現象に多少なりとも影響を与えることができるということであり、お金の出入りにも良いと意味付けして行ったことが、実際に現象化するという解釈ができます。
もともと、大地の地形による風の吹き方、水の流れ方によってエネルギーが溜まる場所があるという見立て。1年356日のすべてに神(意味)が宿り、そのめぐりあわせや太陽系惑星の運行にも神が宿っていて地球をつくりだしていると考えた古代の日本人のあり方。それらを読み取る人間、という関係の中から家相も生まれたわけです。
人間は地水火風空を自在に操るすべを習得し、今度は人間が作る、思い・言葉・形で大地や宇宙に影響を与えるようになったのです。「人間にも大自然を癒すことができる」のです。思いや言葉だけでも。
家相や風水師によって言うことがバラバラな理由は、その人が発見した法則を商売にしたからですね。それも人間の生業ですから否定するつもりはありません。メーカーによってどのような断熱工法を採用しているかは異なりますが、それと同じことです。人が幸せに暮らすために効果があるならば、先進技術と同じで、使ったほうがいいでしょう。大自然に抗って生きるほど空しいことはありません。大自然の働きはいつも正しいのです。
以上ツキを呼んでお金が貯まる「技術的な要素」と「社会的な要素」と「大自然的な要素」についてみてきました。
家相・風水的に失敗しない家を建てるコツ
家相・風水や建築の専門家でもない一般人が、風水的に失敗しない家を建てたい場合は、選ぶハウスメーカー・ビルダーが決まってきます。
建売・分譲住宅や規格商品の場合
・家が欲しい地域に絞って、平面図で家相的不備はないかを調べます。
・家族動線、欲しい設備、インテリア、外観などもチェックします。
・ピックアップした家を雨の日、晴れの日、夜などできるだけいろいろな条件で内覧します。
注文住宅の場合
・あらかじめ間取りシュミレーターなどで、間取りをつくっておくとベスト
・自由設計のハウスメーカー・ビルダー
・長期優良住宅が取得できるハウスメーカー・ビルダー
自由設計としているハウスメーカーでも、規格品を使用する部分は自由にならないこともあります。そのあたりは、間取り図を持ち込んであらかじめできそうか、否かの感触をもっておくとよいです。
間取り図を持ち込む場合、譲れないところをまとめておきましょう。「ここのおさまりが悪いので、トイレを少しだけずらしました」と言われて見たら鬼門線にかかっていた、などのことはよくあります。どうにもならないときもありますので、優先順位を決めておきましょう。
ハウスメーカーには様々なコンセプトの商品があり、それぞれ構造や仕様が異なる場合がほとんどです。長期優良住宅をつくるかどうかは別として、自分の要望を叶えるためには「できる」技術はもっているほうがいいです。グレードを下げてつくることはできますが、技術がないのにグレードだけを上げても意味がないです。
お金がたまる家相 風水間取りで建てるハウスメーカー・ビルダー
300社以上のハウスメーカーやビルダーが提案する平面プランの家相・風水的配慮を見てきましたが、とんでもないことに「良い間取り」と言えるものはたったの10プランという結果に終わりました。
「家相」は日本の大自然(の神々)と一体化するために、誰でも簡単に使える手法です。ただ、流派によりいろんな凶相を言いますが、その表現の恐ろしさによって「怖い」「触らぬ神に祟りなし」とされてきたのでしょう。
筆者が地相鑑定士としていえることは、角度の取り方、重心の取り方などの細かいところに気を取られすぎないことです。土地建物の相を悪くするのは方位や重心だけではないからです。とらわれすぎず、そこにいるべき神々を生かし、気持ちの良い空間にするということが、家相にとって大事なことではないでしょうか。
家相を無視して「地域の風土に合った家」などとは言えないな・・・とおもえるのがいまの住宅産業の在り方のようです。この方向性を修正できるのは、建て主以外にはないでしょう。
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2020年 8月 17日
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