『事故物件~怖い間取り』という映画が亀梨和也さんを主演に迎え8月公開されます。『事故物件怪談~怖い間取り』の著者、事故物件住みます芸人という肩書の松原タニシさんの体験談をまとめた本で、実際に事故物件で体験し撮影し、録音したものを再現しているのだそうです。「事故物件」に興味を持つ人は多いらしく、『大島てる』という事故物件ばかりを集めたサイトも2005年から運営されてアクセスを集めているようです。事故物件と知らずに高い家賃を払わされることを阻止することが目的のサイトのようです。
事故物件とは
事故物件とは、不動産取引や賃貸契約の対象となる土地、建物、アパート、マンションで前住人が何らかの理由で死亡した物件のことをいいます。
・殺人、傷害致死、火災などの刑事事件に関係すると考えられる事件で死者が出た物件
・事故、自殺、災害死、孤独死など事件性のない理由で住人が死亡した物件
これらに対して宅地建物取引業法の重要事項説明においては、シロアリの加害履歴や雨漏り、地震や地滑り被害などの物件そのものの損傷による物理的瑕疵など同様に、事故物件の心理的瑕疵についても告知すべき項目とされています。
ルームロンダリングの世界
2018年7月に公開された映画『ルームロンダリング』で示されていた、事故物件を事故物件じゃなくするカラクリは簡単で、事故物件にアルバイトなどを雇って一時的に住まわせ、浄化された状態で物件を次の住人に渡すというものです。主人公は事故物件に暮らすうちに幽霊が見えるようになり、幽霊と奇妙な共同生活をするようになるというストーリーでした。
事故物件をはからずも抱えてしまったオーナーにとっては”事故”に遭ったようなもので、返済計画も狂ってしまい大打撃をうけ被害者ともいえる側面があります。だからこその対抗策とも言えるのかもしれませんが、ルームロンダリングということが一部で為されているのは事実のようです。
「事件があった部屋を浄化する」ルームロンダリングですが、実際に浄化されているかは一般人にはわからないことが多いでしょう。事故物件を専門に除霊をするサービスもあるようですが、もし清められていたとしても、事故物件の事実を知っただけでも筆者なら腰が引けます。
事故物件や訳あり物件に住んだ体験談
・赤ちゃんの泣き声が聞こえる
・誰かが奇声が聞こえる
・こどもが誰もいない空間に向かい話しかける
・こどもが寝ている時に首を絞められる
・金縛りにあう
・ケータイに電話がかかり、浴室で溺れる音が聞こえる
・壁に不審な穴が開く
・インターホンをピンポンされる
・ドアをガチャガチャされる
・部屋で録音したボイスレコーダーに知らない人の声が入っていた
・携帯が誤動作を起こす
・オーディオの電源が切れる
・自殺の連鎖が起きる
・別のマンションの同じ番号で殺人が起きた
・引っ越してから物の好みが変化した
・周囲の人が飼っている動物が病気になった
事故物件は命にかかわるか?
実際の体験者の話を聞くと、ただ怖いというだけではないような事実も見えてきます。自殺をした場所では自殺が続く傾向もあるようですし、心理的にもストレスがかかって不眠症になり、免疫力が落ちてくると体調を崩しやすくもなります。事故物件は命にかかわる場合もあるということです。自分だけでなく、「家族」「同僚」だけでもなく「握手をしただけの赤の他人」「画像や音声を見聞きしただけの人」などに被害が及ぶこともありますから、興味本位で事故物件には近づくべきではないことがわかってきます。
事故物件以外にも怖い場所があります
事故物件には、ラップ音や電気器具がショートしたりというような現象が起きる事が良く報告されます。「霊的な働き」は電気的、磁気的な変化が起きやすく、ラジオや電子レンジなどのような一種の周波数をもつ電磁波という「情報」の一種ともいえます。その意味では、一般的な電磁波と同じで、物体を持たない物理的な作用といえます。微弱電流は人体にも流れているので、ヒトの周波数があってしまうと、目に見える、聞こえるということが起きるのかもしれません。
鉱物には情報を記録する性質があります。例えば水という鉱物は、言葉を記憶するという研究があります。『水からの伝言』に詳しいのですが、「ありがとう」という言葉を貼り付けたコップの水の結晶は美しく、「ばかやろう」という言葉を貼り付けた物の結晶は乱れていたということです。石や宝石にも持ち主の思いや場のエネルギーを蓄積するというのはよく言われることです。購入したばかりのパワーストーンを浄化した方が良いと言われるのは、それまでの情報が石に記録されているからです。持ち主が変われば、以前の情報は祓い清めてから使用するのを奨められるのはそういう理由です。
大きな鉱物の塊である大地にも記録された情報がたくさんあるとみられます。長い歴史の中でその場所に執着して離れない地縛霊といわれる存在も情報一種です。人間の思い、言葉などすべて情報であり、過去そこに生き、死んだ人々の思いも情報として堆積していると考えられます。そして同じ周波数のモノを引き寄せて雪だるまのように大きく、重くなっていきます。「因縁」の深い土地としてそこに生きる人間に影響を与えます。
水蒸気は上り、泥は沈殿するように堆積するものは概して、濁った粗雑なものです。長い歴史の中で戦場など良くない情報が集まる場所は、事故物件と同じか、もっともっと大きな足かせとなる場合があります。
■刑場・刑務所の跡地
■病院の跡地
■古戦場
■多くの人が亡くなった場所
■お墓
■活断層がある場所
■地下水の交点
■埋め立てした沼地
■因縁の深い土地
■変形土地
こういう土地だからこそ交通事故が多かったり、事故物件となる事件が起きたりするとみることもできます。事故や事件は偶然突発的に起きるのではなく、事故物件となる必然があるということです。
高級タワーマンションで多くの家の前に盛り塩が置いてあるのを見たという住人は、1か月で部屋を変わったほど怪奇現象が起きたと言います。タワーマンションが建てられた土地はもともとどのような地目であったのか、興味があるところです。そのように考えれば、事故物件になるオーナーにも責任の一端がないとも言えません。因縁の場所と知ってか知らずか、無視してかタワーマンションを建てるプランを提案した企画開発者にとっては、自分が住むわけでもなく、工事にかかわるわけでもないので無責任なものですね。そういう場所は工事中も事故が多いなどいろいろあったのではないかと思われますが。
こうなると、マンション全体の話であり、その一室で事故が起きた、間取りが悪いから事件が起きたという範疇を超えています。家の形や間取りの悪さは、人の人生における習慣づけのツールの一つとなり得ますが、その前に考えるべきは「土地」そのものだと考えます。
事故物件についての対処方法
かつて墓地だった場所、戦場だった場所、悲惨な事故が起きた場所、土地はそのような情報を記憶しています。そして似たような周波数を引き寄せます。もし、土地に宿って渦巻く重たい情報が悪いものを引き寄せるのだとしたら、その情報自体を祓い清めてリセットし書き換えればいいですよね。日本には縄文の昔から、大地を鎮める「とこしずめ」を行うという知恵をもっておりました。今につながる祓い清めの儀式が、工事着工前に土地などの神様を祀って工事中の無事、家族の無事を祈る「地鎮祭」です。
そして、悪しきものを祓い清めたあとは社を立てて封印しました。日本の各地域にある一之宮は、地殻変動でできた断層という、ストレスの大きなポイントに建てられていますが、禍を避け日本を守るために配置されているのです。日本にはたくさんの活断層がありますが、断層の上に多くの神社が建てられています。神社は日本の国土に打った大地の鍼(アースパンクチャー)なんですね。ほかにも、警察や自衛隊の船にまで小さな神社である「神棚」が置かれています。神社や神棚は地域と家を様々な災害から守るために置かれています。
神社でいただくお札や、祝詞をあげることは、筆者の経験上一定の効果があったことは事実です。こうした効果は「周波数」という目に見えない部分で起きるので、個人差はあると思いますが。
事故物件ではなくとも、感覚の鋭い人は場の空気がよどんでいるとか、重いということを感じる場合があります。人間は100%死ぬわけですし、その土地で過去何人の人が死んだかはかり知れません。その中には病苦で息を引き取った場合もあるかもしれませんし、後のことを心配しすぎて亡くなったご先祖様がいるかもしれません。家が重い、と感じるのは筆者も同様です。それらを全て祓い清めることは個人では無理かと思えるほどですが、対処法がないわけではありません。体験を踏まえつつ、試してみたいことを書いていきます。
家の一角に清浄な場所をつくる
土地の祓い清めを根本的に行うことは、歴史の古い土地であればあるほど人筋縄ではいきません。「国盗り物語」みたいな時代には取った、取られたと恨みつらみが折れ重なって土地に染みついています。それを取り払うのは簡単ではありません。
ですが、部屋一室のみを祓い清めて清浄な場にするのは比較的容易です。お正月になるとしめ縄や門松を飾る家もありますが、その意味は「結界」を張ることです。ただ、ワンルームマンションならば可能としても、筆者の家の玄関の注連縄についていえば「あまり効いていない」と感じます。部屋一室のみの祓い清めは、家の中に設置した消毒層のような働きをします。日々の雑事に惑わされつつも、そこにいる間は混じりけの少ないインスピレーションを得ることが可能になります。
部屋一室に結界を張る方法
1.できるだけ普段から使う一部屋を、可能な限りキレイにする
2.部屋の8方位に五芒星など、魔除けに効くお守りを貼る(置いてもOK)
3.祓い音声を流しつづける(無音でもOK)
家祓いをする
築80年もの長きにわたり代々使われてきたような家に引っ越す場合、伝統ある家を家祓いをする気力は出てこないのが普通です。歴史が長すぎて、おばあさんのもの、おじんさんのもの、義母のモノ、義父のモノがわんさか家にアルものですから、先代ができなかった片付けを3代目、4代目が決行するのは至難の業です。もう「建て替え」しかないと思われます。ただ、それらのもの・もの・ものが抵抗して建て替え話は思うように進まないということが起きます。ただ、そのまんまではやはり絶対的に良くないので、対処は必要で、後に説明します。
自分たちが建てたという比較的新しい家であれば、どんどん片付け、どんどん結界を張り渡せばいいと思います。そもそも、思い出の有無にかかわらずモノがたくさんあれば、その分だけ家は重くドンヨリとなり、土地の影響をモロに受けてしまいます。つねに片付いて掃き清められた家であれば問題も起きにくいものですが、その上にさらに土地の影響を軽減するために六角炭素を置くことで電子を循環させることができます。通常「家祓い」と言えば神主さんを呼びお祓いしていただくことを言いますが、恒久的な家祓いを考えます。
家祓いの方法
1.家の四隅とまん中に六角炭素を置く
2.水回りの四隅に六角炭素を置く
3.気になる部屋に六角炭素を置く
4.祓い音声を流しつづける(無音でもOK)
土地を祓う
根本的には土地のお祓いをすることがいちばんいい方法です。人の健康を害するほどの土地は、電子が停滞し作物も育ちません。電子を活発に動かすことで土地を回復する力を持つのが「炭素」であるということを物理学者が発見して、土地に大量の炭を埋める工法を生み出しました。炭素埋設法は改良されて使いやすくなっています。地鎮祭を行って祝詞で土地を祓い清めることは一時的ともいえますが、現在の炭素埋設は恒久的に土地を守ることを目的としています。基本的に家祓いと同じで、炭素を配置し地面に埋めていきます。配置や個数などは専門家のアドバイスを受けることも可能です。
一時的に家を出る
ご先祖様から住む家になかば縛られているようなケースでは、いったん家を出る、というのも一つの案です。いわば「転地療養」といいますか。煮詰まって動かないものを動かす動力の元、活力を充電するためです。仕事場として別の場所に設けて生活拠点を4:3ぐらいにすることで、フル充電が可能になります。もちろん、仕事場は事故物件とは縁のない良い場所を選ばなければなりません。別宅を持つことで、いろいろな思惑に邪魔されず自由に欲しい栄養を吸収することができます。筆者の場合、その間に地相鑑定士の資格を取ったり、日本人として重要な概念を吸収することができました。これによって家を建て替え、土地の祓いを行う流れへ進む道ができました。
いっそ引っ越しする
引っ越ししてご縁のあった土地・家屋から離れる、というのも選択肢の一つです。因縁の土地で家族を持ってしまうと、引っ越しという選択はしにくいものですが、家族全員の意見が揃えば可能になります。その場合に調べておきたい土地に関する情報をピックアップします。
■ 地域のハザードマップで水害・地震想定などを調べる
各市町村単位で出しているハザードマップがその土地の危険度について最も詳細にわかります。
■ 国土地理院地図で土地の成り立ちや液状化危険度など調べる
■その土地の地目遍歴を調べる
■との土地の古い土地台帳を調べる
■『大島てる』に載っているか否かを調べる
■雨の日に現地を見に行き、周囲の水はけなど見る
■高圧電線、携帯基地局、鉄道、大きな道路は近くにあるか
■仕事場からの距離、学校、保育所などからの距離
■駅からの距離
などなど、調べておきたいところはいろいろあります。家族が納得してたうえで引っ越ししたら、そこで家祓いを行ってから入居する方法をとることは可能です。
参考サイト:
My News Japan
BookBang
にこにこニュース
大島てる
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