【日程変更 即位パレード】大嘗祭(だいじょうさい)が皇位継承の最重要儀式である理由 即位礼パレード日時と場所 

即位礼正殿の儀



【即位パレードのみ11月10日に延期】
元号が「令和」となった5月にお祝いムードが高まって半年、この11月に大嘗祭を迎えて、いよいよ本格的に時代が変わります。10月22日の即位式が行われるその矢先の10月12日、東海から東日本を襲った台風19号。この台風は人工的に起こされたものという説もあります。天皇が正式に即位するということは、本当に、本当に大切なことですから、日本国民として何があっても即位式、大嘗祭のお勤めを守らなければならないと思います。予選で全勝し、初めてラグビーワールドカップの決勝にコマを進めた日本代表のように、守り切らねばなりません。
私たち国民の一人一人が時代替わりの空気を思いっきり吸い込んで勢いに乗りましょう。そのためには皇位継承の儀式についての概要や歴史を踏まえて、その日に供えたいですね!

皇位継承にかかわる行事一覧

2019年3月12日/天皇が賢所に退位の報告
・場所/皇居賢所(宮中三殿)
・天皇がご退位と、退位の期日を賢所に伝える儀式

2019年3月12日/皇霊殿に退位の報告
・場所/皇居皇霊殿
・天皇がご退位と、退位の期日を皇霊に伝える儀式

2019年3月12日/勅使発遣の儀
・場所/皇居御所
・伊勢神宮と神武天皇山稜と昭和天皇まえ4代の天皇山稜にご退位と、退位の期日を伝え幣物を奉ずるために勅使を派遣する。

2019年3月15日/神宮に奉幣(ほうへい)の儀
・場所/伊勢神宮
・勅使が天皇の退位と退位の期日を伝え幣物を奉ずる。

2019年3月15日/
・場所/孝明天皇山稜明治天皇山稜大正天皇山稜昭和天皇山稜
・神武天皇山稜と昭和天皇まえ4代の天皇山稜にご退位と、退位の期日を伝え幣物を奉ずる。

2019年3月29日(平成31年)/神武天皇山稜に親謁(しんえつ)の儀
・場所/神武天皇山稜
・天皇陛下が初代天皇陵に参拝する儀式。

2019年4月1日/有識者会議・新元号発表
・場所/首相官邸
・有識者(NHK会長、日本民間放送連盟会長、日本私立大学団体連合会会長、前経団連会長、日本新聞協会会長、前最高裁判官、作家、千葉商科大教授、ノーベル賞受賞者)に官房長官が原案を示し、意見を聴取。その後、衆参両正副議長の意見聴取。そして全閣僚会議で決定。
・菅官房長官により「令和」の文字が記者会見で発表となりました。

2019年4月18日/伊勢神宮へ親謁(しんえつ)の儀
・場所/伊勢神宮
・天皇陛下が皇祖神に参拝する儀式。

2019年4月23日/昭和天皇へ親謁(しんえつ)の儀
・場所/昭和天皇山稜
・天皇陛下が先代天皇に参拝する儀式。

2019年4月30日/退位礼正殿(たいいれいせいでん)の儀
・場所/皇居正殿 松の間
・天皇陛下の退位を国民に知らせ、国民の代表と会う。内閣総理大臣が国民代表として感謝を述べて、天皇陛下からお言葉がかけられる。そして上皇に就かれる。

2019年5月1日(令和元年)/剣璽等継承(けんじとうけいしょう)の儀
・場所/皇居正殿 松の間
・皇位継承と共に、三種の神器(玉、鏡、剣)と共に天皇御璽、大日本国璽などが引き継がれる。

2019年5月1日/即位後朝見の儀
・場所/皇居正殿 松の間
・新天皇がご即位したあと、国民の代表として三権の長に会われお言葉をいただく。

2019年5月4日/一般参賀
・場所/皇居長和殿
・新天皇が長和殿で国民からの祝福をうけられる。10:00ごろから1時間おきに6回。1回目~3回目は新天皇・皇后、秋篠宮殿下・妃、その他の成年皇族。4回目以降は新天皇・皇后、秋篠宮殿下・妃、真子様、佳子様。

2019年5月13日/斎田点定(さいでんてんてい)の儀
・場所/皇居神殿
・大嘗祭の中心儀式、大嘗宮の儀で、神に供えるコメを育てる地域を決める。亀の甲羅を使った亀卜(きぼく)により東日本の「悠紀(ゆき)」に栃木県、西日本の「主基(すき)」に京都と決定。

秋の行事
2019年9月27日/斎田抜穂(さいでんぬきほ)の儀
・場所/栃木、京都の斎田
・斎田からお米を刈り入れる儀式。

2019年10月22日/即位の礼 祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀
・場所/皇居宮殿から皇太子殿下の御座所
・即位礼正殿の儀が終了後、国民に広く即位を披露する、トヨタセンチュリーをオープンカーに改造して行うパレードで国事行為(事務は内閣府)。

2019年10月22日、25日、29日、31日/饗宴の儀
・場所/豊明殿 春秋の間
・即位の披露と、祝賀を受けられる饗宴。国事行為。
・10月22日 外国賓客夫妻、三権の長夫妻ら450人(着席形式)
・10月25日 三権の長夫妻委員長、大臣等、元皇族・ご親族、民間関係者450人(着席形式)
・10月29日 国会議員、市町村関係者、民間関係者850人(立食形式)
・10月31日 駐日大使夫妻、三権の幹部、民間関係者850人(立食形式)

2019年10月23日 内閣総理大臣夫妻主催晩さん会
・場所/ホテルニューオータニ
・即位正殿の儀に参列の外国元首や祝賀使節に日本の伝統文化を披露し理解を深めていただくと同時に謝意をあらわし総理大臣夫妻が主催する。

2019年11月14日、15日 大嘗祭 大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀
・場所/皇居神嘉殿(しんかでん)
・その年初めて収穫した新穀を、大嘗祭のためにしつらえた大嘗宮において神々に供える儀式。



大嘗祭(だいじょうさい)とは

大嘗祭とは、新しい天皇が誕生した最初の年に行われる新嘗祭(にいなめさい)のことです。新嘗祭とは、その年斎田に採れたばかりの新穀をお供えして、皇祖である天照大御神と天神地祇の神々を天皇がお迎えしてもてなすと同時に、天皇ご自身も新穀を食して新たなる力を得ることで、翌年の豊穣を予祝する儀式です。2019年の新嘗祭は新天皇がはじめて臨まれ、令和時代に一度しか行われない大嘗祭として営まれます。

古文書にみられる嘗事(なめごと)

大嘗祭はいつから続いているのでしょうか。古代、大嘗祭のようすはどのようなものだったのでしょうか。
第12代景行天皇の時代に、鏡の大臣家により記されたとされる『ミカサフミ』に「なめごとのあや」という文章があります。これは季節ごとに行うべき祀り、ご神事をトヨケカミ(第5代高皇産霊神、天照大御神の父神)が語った内容として記述されています。

”なめごと”とは政(まつりごと)、祀りと同じ意味があるようです。なめごとを行う目的は、民が健やかにして飢えないこと、暮らしが立って潤うことであったようです。地球の陰陽配分の変化をバランスよく和するための政策とアクションプランが記載されています。地球法則にかなう人の暮らしが見えてきます。

そこに書かれていることは、八方位の神々の季節ごとの”とよけのなめこと(豊受大神の嘗め事)”についてです。

とよけのなめごと
一年はヱ・ト(兄神・弟神)にわかれる。
ヱ神は冬を守り、ト神は夏の繁栄を守って、長くクニタミを潤す。
トの神を「やまと」となづく。
30の神が日々交代して60日をまもり、6巡して360日の嘗め事となる。
のこりは、ウツロヰが年越えの瀬前、大晦日、初六日、十四日、5月30日の5日をまもり365日をまもるのがこれ、嘗め事。
※「と・ほ・か・み・ゑ・ひ・た・め」の各嘗め事は以下。

★は筆者解説

”ヱ”のなめ

ヱのなめは北にある。
冬至に一陽を招けば地球が北にかたむいて日を迎い入れる。
これを「ういなめ(初嘗め、新嘗)」といい、九星を祀りくろまめ飯で太陽の巡りが順調であるよう力を添える。
ヱのなめによって、大地に日が満ちて木の根がしっかり張る。ツキのおわりにも空気はまだ寒いが、少しづつ陽がひらく。しかし、「うる」がないままにヱのなめは尽きてしまう。
年末の夜は豆を煎り、鬼やらいをする。(真っ暗な闇夜に)「か」をひらいて、しめ縄を巡らせてふさぎ、ハエ・ユズハ・麦で年を越す。
「ヱ」は、流れる水をとどめて柱(日)を立てるヲシテ(神形)
★年末年始、あるいは節分行事として現在も残っているご神事

”ヒ”のなめ

ヒのなめは、西南の風が吹く初の日に、二陽を和(やわ)する。
オケラを焚き、わかめが汲んだ水でシトキ餅をつくり、輪にした萱、栗、うなところ、橘、芋頭を供えて血族があつまる。
「ゆみつき」の夜は、鵺・あしもちの穢れを「なみそ(7種?)」除く。「こけふ」「はこべな」「いたひらな」「すすな」「すすしろ」「すせり」「なず」の七種を食する。
満月の次の朝には神籬に小豆のかゆを供え、ゑ病み除けの祀りを行う。笹やオケラをどんど焼きして餅を焼いて現れる神によって年の方針を決める「かゆふとまに」のご神事。
二月になると陰陽がほぼ調和して、芽が出る兆し。種を浸して稲荷神に供え、初午祀り。
「ヒ」は円が左右に開いて、底から吹き立つ初日の風をあらわすヲシテ(神形)
★二月に行うご神事

”タ”のなめ

タのなめは、天の三陽をうける。
二月中旬より、三陽を陰と調和させることで人が元気に育つ。
三月の初めに桃・柳、神酒を供えてひな祭りでヨモギ餅を食す。そして民は苗代に種をまく。
三月中旬ごろから苗が生えて育つ。
「タ」は、輪の中に三方向から光の足が中心に集まり満ちる、これがヲシテ(神形)
★三月桃の節句以降に行うご神事

”メ”のなめ

メのなめは、太陰の水が満ちる。
四月より、太陽を招いて夏を告げる。
衣はわたぬきを身につけ、月の中旬に稲荷神をまつる。月末には葵の陰陽祀り。
五月には葵の葉にむすぶ露をすって、ヨモギや菖蒲が良く育つ。
5か月ごろに岩田帯をする。乗るならば5尺5寸の馬。
「メ」は水の底に伏して守り育てるメのなさけがヲシテ(神形)
★四月~端午の節句あたりにおこなうご神事

”ト”のなめ

トのなめは、大地も水も潤いみちて五月中旬に光がとおると、冷えを乞うて一陰を招くために地球の傾きがそれまでと反転する。そのために陰と陽は競たち五月雨となる。
これにより青葉は茂りながらえ、南の風を受ける。
六月は陰が地に満ちて、陰陽があらそい雷が頻発する。六月の末になると大地はあつく乾くので「ももまつり」を行う。
これで陰陽の競い合いが収まれば、一陰が開く。
スモモを食べ、茅の輪をくぐり、罪穢れを祓う。
「ト」は、方形に天の左右から受けた意(イ)が真ん中に立って受けとめ国を治め、生らすヲシテ(神形)
★五月中旬から六月末あたりのご神事。「ト」のヲシテは国を治めるために最重要視されている。

”ホ”のなめ

ホのなめは、東北にある。
大地の二陰をまもり和(やわ)し風となす。
「ゆみはり」に育てる木綿と麻。七夕の星まつり。
満月にはご先祖と子孫が会って、天を仰ぎ踊って天の意をうける。
「ほつみ」初日は、収穫祭。二陰に立つ風うければ草をなぎ倒し、そこから発生する害が稲に及ぶのを祓うためのシナト祀り。
「ホ」は方形に二柱たってむつまじいヲシテ(神形)
★7月8月のご神事

”カ”のなめ

カのなめは、天の明かりをまもる。
「ほつき」半ば、三陰に、芋の子の豊作をいわう。
9月は大歳を菊のころもにて告げる。重ねて菊と栗の一夜神酒を。
14夜には豆を添える。15日夜からさぶらって「をか祀り」を行う。
「カ」は、円のなかの御柱がヲシテ(神形)
★8月半ばから9月のご神事

”ミ”のなめ

ミのなめは、陰がむすび太陰が陽を退けるので時雨となり、大地に満ちて陽が尽きる神無月。
なので、オオナムチがこの時期、白膠木(ぬるで)を焚いて餅飯を施して諸神々にふるまった。
11月は少し地上に陰がやってくる。シモバシラ、柊、初草がつぼみをつける。
「ミ」は、地上に吹く風のひとゐたつ。これがヲシテ(神形)
★10月11月のご神事



首相官邸資料における大嘗祭の意義と費用支出

大嘗祭は、稲作農業を中心とした我が国の社会に古くから伝承されてきた収穫儀礼に根差したものであり、天皇が即位の後、初めて大嘗宮において、新穀をはじめて皇祖および天神地祇にお供えになって、みずからお召し上がりになり、皇祖及び天神地祇に対して安寧と五穀豊穣などを感謝されるとともに、国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを祈念される儀式である。それは、皇位継承があった際には必ず挙行されるべきものであるとされ、皇室の長い伝統を受け継いだ、皇位継承に伴う、一世に一度の重要な儀式である。(平成元年1月21日閣僚口頭了解より)

平成時代の初めの閣僚了解の際には上記のような意義が述べられました。ただ、その位置づけについては、「趣向・形式等から宗教上の儀式としての性格があることは否定できず、国がその内容に立ち入ることにはなじまないため、国事行為として行うことは困難ではないか」とか「公的性格が強いので、大嘗祭の費用については宮廷費から支出することが相当」であるという見解であったということです。

令和となり、大嘗祭の意義について、やはり、いろいろな意見があるというニュースも流れております。

大嘗祭が大切であるワケ

こうしてみた時に、新嘗祭とは、冬至に始まる一年の太陽と地球の巡りを整える目的で行う「ヱの神」祀りだということがわかります。ですから、大嘗祭は皇室だけの宗教的行事ではなく、日本だけのものでもなく、太陽の巡りや地球の陰陽バランスをうまく調和させ整えるという大きな大きな役割を持っているということを知らなくてはいけないでしょう。

新嘗祭は毎年天皇が斎主として行われるのですが、それは皇祖である太陽の神「天照大御神」と天皇が一体となっているからです。天皇にとって、はじめて「天照大御神」と同期しておこなう儀式が大嘗祭というわけです。身を持った天皇を依り代とした「天照大御神」ご本体が、令和という時代が世界にとって安泰であれという祈りを込めたご神事となります。この日から正式に天皇が即位することになり、世界に立つことになります。

大嘗祭の流れ

大嘗祭の詳細な流れについては発表されていません。ですので、毎年行われる新嘗祭における伊勢神宮で行われる内容からくみ取ってみたいと思います。

新嘗祭

宮中の神嘉殿(しんかでん)において、新嘗祭が行われたあと勅使により幣帛を奉られます。神宮では天照大御神をはじめとする神々に神饌をお供えする大御饌の儀が行われ、それに続いて勅使が天皇陛下の幣帛を奉る奉幣の儀が行われます。新嘗祭は両正宮に引き続き11月29日まで、すべての宮社で執り行われます。

■豊受大神宮
大御饌(おおみけ)/11月23日午前4:00
奉幣(ほうへい)/11月23日午前7:00

■皇大神宮
大御饌(おおみけ)/11月23日午前11:00
奉幣(ほうへい)/11月23日午後2:00

以上のような内容が通常の新嘗祭となります。
2019年11月の伊勢神宮行事スケジュールは空白になっております。

なぜ、新嘗祭は11月23日に行われるのでしょうか

新嘗祭の期日を11月23日と決めたのは明治になってからの事だそうです。明治以前の日本の暦は「太陰太陽暦」を採用していました。その時代には11月の「二番目の卯の日」を新嘗祭としていました。2018年の場合旧暦の二番目の卯の日は新暦の12月25日となりますし、2019年では12月20日にあたります。

二番目の卯の日を「中卯(なかう)」といい、だいたい冬至にあたります。2019年の冬至は12月22日なので、二日違いというところ。これは、古い新嘗祭の記述とあってますね。旧暦の11月23日ごろ実施した新嘗祭の意味をよく分かっていなかったのでしょうか。そのまんまの日に制定してしまったようです。



正式なご即位とパレード場所と日程

5月に行われた剣璽等継承の儀から約半年後、10月に新天皇が正式にご即位されます。

即位の礼 祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀の日程・時間・場所

10月22日、即位礼正殿の儀が終了後、国民に広く即位を披露するため、トヨタセンチュリーをオープンカーに改造した自動車でパレードが行われます。

即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)
日程/2019年10月22日
時間/13:00~
場所/皇居

祝賀御列(しゅくがおんれつ、パレード)の儀
日程/2019年10月22日→【2019年11月10日に延期決定】
時間/15:30出発
場所/皇居宮殿から皇太子殿下の御座所まで
※悪天候の場合:2019年10月26日に延期

皇室行事の本当の意味

世界で一番古い歴史を持つ皇室ですから、その奥義は深いのは当たり前なのでしょうね。それでも残っている伝統は少なく、淘汰されている伝統のほうが多いのかもしれません。ただ、奇跡的に現代に残されている叡智は絶対あるわけでして、そのおかげで日本が今も先進国として維持されているともいわれています。捨ててはいけないものは、確かにあります。

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