リフォームを成功させる“無料相談”の使い方

リフォーム無料相談



天空海と書いてアクアと読む力士が話題になっています。
茨城県出身で「大洗のトド」と呼ばれていたそうです。
天と空と海、というしこ名を付けるなんて大物ですね。期待したいと思います。

新弟子として大砲の孫や朝青龍の甥っ子が入門したという事でも、相撲界に新風を吹かせてくれるのはいい傾向です。
強い力士となって育って行って欲しいと思います。

相撲の世界もスポーツの世界も、師が誰かという事はとても重要なことだと思います。
若手を育てるのも潰すのも、誰が師であるかは大きなこと。

そして、それはスポーツ界だけではありません。
建築の世界、リフォームの世界でも同じことが言えます。

誰に相談するか。自分の案件に対して的確なアドバイスをもらうことはとても重要です。
だからこそ、ネット上でもよく見かける”無料相談”を効果的に使ってもらいたいと思います。
ここでは、リフォームを成功させる無料相談の使い方をお伝えしていきます。

リフォームを成功させる相談のコツ

リフォームをする場合に大事なことは、「どの部分を、どれぐらい、どのように、いくらで」工事するかということを明確にすることです。
箇条書きに書き出すだけでは足りませんので、参考写真や実際の建物などあればより明確になります。
そして、あらかじめその工事に対していくらでやるかということも、施主本人が明確にもつことでリフォームは成功します。
金額も含めて施主が持っている青写真のまま「やりましょう」という会社があれば、それは成功への第一歩ということです。

問題は「どの部分を、どれぐらい、どのように、いくらで」という事が全く見当もつかないことですよね。
だから、専門家に相談をしたり、自分で勉強したりして見当をつけていきます。



リフォームの無料相談を利用する

どのリフォーム会社も、リフォームをしたい人と連絡を取りたがっています。
メール相談であれば、営業先が一つ獲得できるのです。
という事は営業電話やメールが来ることもあるでしょう。
ですから、数あるリフォーム会社の中でも依頼する可能性のある会社に相談メールを送りましょう。
もちろん、相談したからと言ってそこで決める必要はまったくありません。

後々しつこい営業メールに悩まされないためには、あらかじめ相談の目的を簡潔に伝えましょう。
漠然とした相談には漠然とした返答しかしようがないですから。
いくらぐらいかかるのかという見積もり相談であれば、あらかじめ工事内容を説明する必要があります。

じゃあ、どんな相談の仕方がいいの?どこへ相談したらいいの?と戸惑いますよね。

ということで、気になる無料相談のポイントをあげてみます。
■基本的に一メールで一相談
■簡潔に箇条書きなどで伝える
■複雑な部分で説明がしにくい場合はメール相談は適切でない
■電話相談の場合も一つづつ質問する。答えが来たら次の質問へ移る
■事前に相談意図をまとめておく

相談意図をまとめるのにも整理が必要です。
次にリフォーム相談の意図をまとめるためのチェック項目を並べていきます。

リフォーム相談の意図をまとめるチェック項目

□建物の種類(マンション・戸建て・その他)
□住宅の床面積(一階   二階   三階    )
□戸建ての場合の敷地面積
□築年数
□リフォーム歴
□都市計画の地域指定による建蔽率    容積率    その他の条例
□建築図面の有無
□建築概要・仕様書の有無
□住まいの悩み
外回り(外壁・屋根・雨漏り・門塀・サッシその他)
内装(床・壁・天井・収納・建具)
間取り(狭い・部屋数・段差・その他)
キッチン(設備が古い・寒い・暗い・掃除がしにくい・リビングと一体感がない・その他)
トイレ(設備が古い・寒い・手すりが欲しい・掃除がしにくい・その他)
洗面所(設備が古い・狭い・換気ができない・収納が足りない・その他)
浴室(設備が古い・狭い・寒い・段差が危険・掃除がしにくい・その他)
その他(耐震性・断熱性・防犯性・廊下階段が寒い・その他)
□リフォーム希望次期(      年    月完成希望)

以上が基本的なところですが、リフォームしたい理由や、家族の意見をまとめておくことも大事です。

家族の意見のまとめ方

リフォームするには家族の協力が必要です。家具を移動したり、工事中の騒音もありますし、リフォームするために引っ越しするならばなおさらです。
ですからリフォーム工事前にはどんな内容なのかを、家族の共通認識にしておくことがリフォーム成功の大きな要素になってきます。

家族の意見が食い違うことはよくあることなので、食い違うことでイライラする必要はありません。
必要なものに関してはよく理解しあうという手順を踏むことです。
その場合にも有効なのが、リフォーム箇所についての家族の意識を表にしてしまうことです。

キッチンを電化することは老親のために良いと考えられますが、実は子どもが調理する時にも好評かもしれません。
そうした、見えないニーズを引き出す狙いもあります。

具体的にこうしたいという工事をあげて、家族全員の評価を○×△式で書き込んでもらうと良いです。
家族の意見がまとまったら、見積もり相談電話やメールを行いましょう。

的確な見積もり相談のコツ

見積もりは、特殊なケースを除いて一社限定することをお勧めしません。
見積もり金額に反映されるものとして「モノや人件費の時価」があります。適正価格を見極めるためには、どこがいくら高いのかを見極めるために参考にする資料が必要です。
ですから「5年前の親戚がやった時の見積もり」では参考なりません。

「なんでこんなに安いのか」の理由が、たまたま在庫があったからという理由ならばそれは適正と言えますが「見積もり落とし」ならば欠陥見積もりです。
それを見極める材料が同じ内容による複数の見積書なのです。

なので、リフォーム工事が可能であろう数社に見積もり依頼を行います。
工事時期によっては断られるケースもあるでしょうが、気にしなくて構いません。

正しい見積もりをしてもらうコツ

見積もり落としはリフォーム会社のミスですが、見積もり落としであると共通認識ができなければきちんと伝わっていなかったという事です。
伝えたことの漏れが無いように、言葉だけではなく資料として残す必要があります。

正しい見積もり合わせをするためには、すべての会社に同じ内容を伝えなければなりません。
ですから口頭では難しいのです。
記録に残るビデオ撮影か音声録音でもしていればまだしもですが、伝え漏れが無いように、設計図書や仕様書をわたして見積もり依頼をすることが見積もり合わせ成功のコツです。

数社に出していれば、見つもり金額を下げる知恵も数通り出る可能性が高いのです。

リフォーム会社によって使うメーカーは異なる

リフォーム会社によって、使用するメーカーが異なったり、得意分野が異なることはよくあります。
ですから通常は仕様書にモノの品番を書き入れる時にはカッコ書きで(同等品)とします。
同じグレードのもので見積もりしてください、という意味ですが、もし、特定したメーカーにこだわりがあるのならば、見積もり提出時にモノのサンプルなり写真を持ってきてくれるように指示をしておきましょう。
思い違いをなくすために必要なことです。

イメージだけでなく、写真を見て品番を伝える

そのように工事仕様書には、壁材や床材、キッチンや便器・便座の品番まで書き入れます。そうしないと正確な金額が出ないからです。

特にこだわらない場合はお任せしてもいいかと思いますが、「このフォルムが好きなのよ」とか「この色合いは他じゃダメなの」というこだわりがある場合は「あのホテルにあったアレ」というのではなく、きちんと品番を伝えるなり、写真をみて色まで特定しましょう



的確なアドバイスは、セカンドオピニオンも含めて専門家に

リフォーム会社各社の無料相談以外に、ヤフー知恵袋や教えてグーのようなサイトを利用して口コミ情報を得る方法もあります。
ただ、必ずしも最良な方法が示されるわけではなく、他の人はこうしている、という意見ですからあくまで「参考にする」にとどめましょう。
ああいう人がいれば、こういう人もいるというのが口コミ情報ですから、あまり振り回されないように気を付けましょう。

的確なアドバイスは、セカンドオピニオンも含めて専門家にすることをお勧めします。

 

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