【家族が増えた】増築リフォームの注意点 工事費用相場
- 2020/6/11
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全日本卓球が激熱です。
男子は10連覇がかかる水谷選手VS最年少優勝がかかる張本。
結果、張本選手が勝利し、新時代が本格的に幕開けした感。
女子は三冠狙いの伊藤みま選手VS昨年優勝者平野みう選手。
ゾーンに入った伊藤選手の勢いは止まらず、17対決を制して初勝利をあげました。
卓球が楽しくなってきました。
平野選手は三姉妹の長女で、以前ドキュメンタリーで見たことがあります。
子どもが三人いると、それぞれへのお母さんの態度が全く違うことに目が行ってしました。
おねえちゃんは名実ともに一家のヒーロー的な扱いでしたね。
兄弟アスリートは、親の愛情を取り合うと言う面でもある意味精神修業がきついですネ。
兄弟関係のウラミは年を取ってからも根に持つことが多いものです。
その原因が「部屋の場所」「部屋の大きさ」「与えられた机」などであるのは哀しいですが、よくあることです。
家族が多くなり、それぞれが大きくなれば家が手狭になってきます。
新しい部屋を与えよう、という場合にもそんなことにも注意したいものです。
家族が増えて部屋数が足りなくなってきました
”住宅の増築リフォームを考えています。
築7年の住宅を二世帯にする為、増築しようと考えていますが、費用概算を知りたいです。
玄関と12畳ぐらいのリビング、8畳の寝室、ミニキッチンとトイレを両親の部屋の近くに増築したいと思っています。
キッチン、お風呂、リビングは基本的には共有し、そのほかの居住空間を分離したいと思います。
その場合、どれぐらいの費用がかかるか聞きたいです!”
増築リフォームする時の注意点
玄関を二つ作り、一部共有する二世帯住宅への増改築ですね。
延床面の増える部分が10㎡を超える増築になりますと、役所への確認申請が必要になります。
もし、確認申請が必要でない場合も建築基準法に準じていなければなりません。
法規に適合していない違法建築になってしまうと、リフォームローンを受けられなくなることもありますから、注意が必要です。
そういった手続き費用も含めて、増築する場合に事前にチェックするべき項目をあげてみます。
増築ってどういうもののことを言うのですか?
家の延べ床面積を増やす改築を増築と言います。
床面積が変わらない内部の間仕切り壁などの移動などは改築と言います。
間仕切り壁の移動を伴わない、天井・壁・床の張替えや、キッチン・バス・トイレの入れ替えは改装と言います。
いわゆるリフォームとは改装のことです。
間仕切り壁を移動する改築のことをリノベーションと呼びます。
増築の場合、家の主要構造部の改築を伴うので、基本的には確認申請が必要となりますが、緩和措置として軽微なものに関しては確認申請の提出義務はないという事です。
提出義務は緩和されても、建築基準法に照らすことは住人の生命を守るという意味において最低限守るべき行為です。
10㎡を超える増築をする場合は建築士事務所による確認申請手続き費用がかかります。
増築可能かどうかのチェック
家のある住所の都市計画地域により、建蔽率と容積率の限度が決められています。
敷地面積の60%が限度の場合、増築によって63%になってしまうという場合は、増築できません。
容積率も同じように超えることができません。
二階の増築には、構造チェックが必要
「二階部分を増築して建蔽率をクリアしたい」場合に必要なチェックは、二階の荷重を支え耐震性を保てる構造かどうかということです。建築士による構造チェックが必要となります。
増築したら固定資産税が増える
家を増築した場合、工事完了後一カ月以内に変更登記をおこなう必要があります。
固定資産税は、増築部分の評価額に1.4%を掛けたものです。
評価額は工事費とは別に算定されます。
増改築費用のローンは組める?
増改築の場合「リフォームローン」を検討することになります。
築7年の増改築なので、現行で住宅ローンを組まれている可能性が高いですね。
その場合は住宅ローンを組んでいる銀行に相談してみましょう。
追加融資が受けられる可能もあります。
その際に断熱や耐震補強など基準に準じて行っている場合は、所得税減税対象になったり、追加融資が受けられる場合もあります。
家の増改築イメージを図面化する
まずは、ご自身で間取りのスケッチを描いてみましょう。
その際に、確認申請書に書かれている構造壁をベースに考えます。
構造壁や主要な柱や梁を取った場合、工事費はグッと上がってしまいます。
構造壁を動かさなように考えるのが増改築の基本です。
スケッチができたら、見積もりを取る前にその増改築が可能かどうかを建築士にチェックしてもらう必要があります。
大規模な増改築の場合は、建築士に依頼します。
リフォーム会社でもいいのでは?と思いがちですが、その時点で工事の特定指名発注となる場合が多く、合い見積もりを発注しにくくなります。
規模にもよりますが、増築を含むリフォームの場合、ハウスメーカーと町の工務店に見積もりを出して、300万円の工事が600万円で見積もられて来るケースもあります。
増築設計料を支払ってもおつりが出るぐらいの差が出ることはザラなのです。
合い見積もりを基本とするならば、設計料を惜しんではいけません。
コストパフォーマンスが向上します。
どんな会社に見積もりを発注するか
今の家を建ててくれた会社が気に入っている場合は、まずは相談してみましょう。
予算が限られているので合い見積もりに出す、という事を伝えてください。
見積書にはその会社がどれだけその工事にやる気を見せているかが現れるものです。
その感触の違いを数社に見積もりを出すことによって計ることができるのです。
近隣に増改築経験者が居たらお話を伺って、良ければ工事会社を教えていただくこともとてもいいことです。
「素敵なの改築を拝見したので」と家の方に説明したら快くお話を聞かせてもらえると思います。
あまり近しい人に紹介してもらったりすることは逆に断りにくくなったりしますので、足で探す、ネットの事例集(ポートフォリオ)をみて探すなど、情報収集の時間を惜しまないことです。
図面を必要としない増改築
以上、チェック事項を並べてみましたが、言えることは、新築設計よりもむしろ高度な知識と経験が増改築には必要だということです。
「図面を必要としない」というのは確認申請提出義務のない増改築ということです。
施主の描いたスケッチのみで見積もり依頼でき、増築部分が100㎡未満で、比較的簡単で単純な増築の場合は必ずしも建築士を通す必要はなく、確認申請も自分で提出することができます。
増改築リフォームの費用
玄関・部屋の増築(木造):約70万円/坪~約100万円/坪
トイレの増設:約60万円~約100万円/1式
キッチンの増設:約100万円~約250万円
二世帯住宅への全面的な増改築:約1000万円
確認申請手数料(役所に支払う手数料30㎡~500㎡):31,400円~61,000円
確認申請費用(設計図書を含む):約10万円~約50万円
家族の間に角が立たないよう、いい関係を築くリフォームへ
核家族から三世代が暮らす二世帯住宅へ。
誰にもワクワク楽しめる暮らしへ大きく変化していきます。
「外出するのをイチイチ干渉されたくない」「キッチンが自由に使えないのは困る」など、相手に遠慮して黙っていると、半同居がうまくいかなくなる原因になります。
お互いに角が立たないよう、いい関係を築きつつ後悔が無いように家族みんなで話し合って決めたいですね。
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