
プチ鬱を訴える人がとても多いストレス社会と言われています。筆者自身「自分はうつなのでは?」と感じたこともあります。
プチ鬱になる時の状況とは
その時の状況はというと、出ずっぱりの日々に一段落をつけ、家に籠るようになった時でした。出ずっぱりの日々は、人と合う事が多く常に気を張っている状態です。自分の中にタンクがあって、それを放出している感じがします。家に帰ると疲れ果てて充電する暇もないという状況です。そして限界が来ると家にこもるのです。
籠れば、本も読めるし、何かを書いて溜まっているものを整理することもできます。それは楽しいことなので、つい、運動することやお日さまに当たることが大事とわかっていても後回しにしてしまうのです。結果、出不精となりお日さま不足、運動不足を招いて「自分はうつなのでは?」という状態になります。
赤ちゃんは基本的に鬱になりません。その代わりに家にこもった生活が続くと、くる病など、日光不足の症状を示し始めます。
お日さまの力をあなどるなかれ。肉体が頑強な大人はお日さま不足が「こころ」に来てしまうのです。なにか現状の足りないところを苛んでしまう状況から抜け出しにくくなってしまいます。
部屋の日当たりが悪く、暗いのでリフォームしたいです
”二年前に新築したマイホームです。現在子育て中で1日家にいます。
南側に立派な家が建ち、庭の日当たりが悪くなってしまいました。
一階リビングにも全く日が入りません。
夏は多少明るいのですが、秋~春は昼間でも電気をつけて生活しています。
二階は日あたりが良いのですが、キッチン、リビング、洗面所、バスルームは全部一階なので、家事や食事などほとんど一階の生活です。
気が滅入って病んでしまいそうです。
新築したばかりで引越しは考えられません。
南側の家は建築基準法に違反しているわけでもないので文句も言えません。
なるべく外出したり、家事が終わったら二階で過ごしている毎日ですが、とても残念な気持ちにさいなまれます。
南に家が建つまでは快適だったのに、これから一生一階は真っ暗なんだと考えると夜も眠れません。助けてください。”
建てたばかりの家が暗い。
それによって精神的にも参ってしまうなんて切実ですね。
ただ、狭い日本、最低限の安全性をまもる建築基準法では都市計画法で指定された地域、建物のボリュームによっては日中採光時間を確保することが決まっていますが、庭は対象外ですし、日影図提出を義務付けられていない場合、今回のようなことが起きます。
ずっと一生我慢するしかないのでしょうか。
太陽の光を暗い部屋に取り込むリフォームとは
暗くて寒々しい部屋を明るくして心も体も健康生活をすることは、家づくりにとって見逃せない重要なポイントです。
早急に何らかの対策を講じて、太陽の光をい1階に取り込むためにできることを考えていきましょう。
今すぐ取り組めることもあります。
最終的にはリフォームをし、日の当たる部屋で快適に過ごせるようにしていきましょう。
そのために、どんな方法があるかを述べていきます。
トップライトをつくって太陽光を採り入れる
日の当たる場所に、新たに窓をつくり採光面積をあげます。
建築基準法上の採光面積を確保できなような時、トップライトを設計時点で付けます。
今回のようなケースでは一階に窓を開けてもリビングの暗さを解消することはできないでしょう。
なので屋根面にトップライトを増設します。
トップライトは小さなものであってもとても明るいので、ある程度の大きさを確保できれば驚くほど明るくなります。
注意点としては、取り合いがよろしくないために雨漏りなど起こす可能性がゼロではないという事です。
施工業者やトップライトのシステムをよく厳選しましょう。
二階をリビングにして日当たりをよく過ごす
一階に日照問題が起きそうな場合に、二階をリビングにする設計をします。
玄関、お風呂、洗面所など、一時的に使用する場所や夜しか使わない寝室、日照の変化が少ない方がいい書斎や勉強部屋など一階にまとめて、二階にキッチンダイニング・リビングを設けることにより、明るいリビングが実現します。
建ててまだ2年とのことですが、いずれ全面リフォームをする機会には二階リビングに改装することで解決できます。
内装仕上げの色を変えて光の反射を利用する
リビングなど主要な部分の床、壁仕上げの色を明るいものに変えます。
床面が白っぽくなると反射光でお部屋は明るくなります。
ただ、内装を変えるだけでは「日当たりが悪い」という根本的なものを改善することはできません。
庭の反射光を取り入れる
庭もお部屋と同じで白色のタイルを張ったり、白い玉石を敷くことで反射光をお部屋に取り込むことができます。
ちなみに家の周囲に玉砂利を敷くことは、防犯対策にもなります。
インテリアでできる光の取り入れ方
カーテンや家具なども明るい色に変えます。
また、サンキャッチャーという小物は美しい光を拡散します。
サンキャッチャーは風水で魔除けにも使用される小物で、気分も変わることでしょう。
太陽光採光システムを設置する
機械的に太陽光を取り入れるシステムや、トップライト同様太陽光をそのまま取り入れるシステムなどが出てきています。
地下街、地下の部屋の採光をとるために開発され、住宅密集地の採光を得るための救世主ともいえます。
実際にどのような光になるのか、ショールームに行き、体験されることをお勧めします。
採光が足りなくて悩むいろいろなケースに於いて解決することができるでしょう。
採り入れ口はトップライトと比べて小さいので家へのダメージも少なくて済みます。
太陽の光を暗い部屋に取り込むリフォームの相場
トップライト取り付け500ミリ×700ミリタイプ(嵌め殺し):約4万円~約7万円
トップライト取り付け500ミリ×700ミリタイプ(手動開閉):約8万円~約13万円
トップライト取り付け500ミリ×700ミリタイプ(自動開閉):約14万円~約25万円
ロールスクリーンなど:約1万円~約10万円
トップライト設置工事費(足場・解体・設置・防水・廃材処理など):約30万円~
合計 約35万円~65万円/一か所
二階にキッチン・ダイニング・リビングを置くリフォーム:キッチン増設約250万円~リビング内装:約50万円~
玉砂利敷き:約5万円~約10万円(約3,000円/㎡)
太陽光採光システム:約20万円/個~約60万円/個
日光不足の家は健康を害し、安全性に欠ける
太陽光、特に朝日にはとてつもない効用があります。
幸せホルモンと言われるセロトニンが体内に増えます。
セロトニンはうつ病などの疾患時に処方される薬でもあるので、うつ病予防になります。
またセロトニンは、夜には睡眠ホルモンであるメラトニンに変化し快眠を促します。
快眠できるとストレスは軽減します。
健康の第一歩を睡眠は担っているのですね。
幸せホルモンを分泌させる朝日には必要な照度があるのですね。
日光不足の赤ちゃんは脚が曲がる病気にかかることもあります。
朝30分の日光浴は、人の健康を守るのです。
家庭菜園をしている庭が日照不足になればおいしい野菜も取れません。
お日さまの恵みを毎日得る事は人間の大きな課題でもあるのです。
日照が足りない暗い部屋に住み続けると病気になる可能性はとっても高いのです。
日照の少ない家は安全な家とは言えないと考えます。
おろそかにせず素早く解決し、健康生活を送られることを願います。
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