「幸運が舞い込む」「幸運を呼び込む」ためにできることは、幸運アイテム、開運グッズやお守りを身につけることや、こまめにお掃除したり、神社に通ったりして開運アクションを起こすことなど、皆さんされているのではないでしょうか。
このような開運行動を起こすことも大切ですが、できる時とできない時があって、変化にばらつきが生まれます。こういうばらつきをなくすためには、手動だけでなく自動的な開運法を行っておくとなお効きます。部屋そのもの、家そのものをパワースポット、ゼロ磁場にしてしまえばいいのです!
そのための手法として家相や風水があります。幸運を呼び込む風水、開運の家相があるならば、「家相や風水的に完璧な間取りで家を建てたい」という思いはみな同じではないでしょうか。
なのに、ハウスメーカーや工務店はどちらかというと家相風水に関しては「苦手分野」です。家相風水がよくわからないため家相風水を迷信だと言って取り合わない、自称住宅専門家に出会うこともあるでしょう。が、
断言します。「家相・風水」の考え方は高性能住宅には必須のチェック事項です。ただ伝統的な「家相・風水」ではなく、現代の様々な変化(地殻、地軸、気候、電磁波環境など)に対応した新しいかそう・風水技術が必要です。
↑ こんなサービスなら家相・風水に適合した理想実現に近いかも!
ということで、今この時代に最適化されたパワースポット「家相風水を踏まえた完璧な間取りの家」のつくり方を「幸運HOUSE」の地相鑑定士的視点で述べていきます。
【風水】権力・財運を増大させるための建築術
間取りを考える際に、「家に殺されないために」風水や家相を取り入れて作りたいという人もあるかと思います。ところで「風水」とは何なのでしょうか?「家相」とは何に効くものなのでしょうか。その違いを知れば、どの方法で間取りを考えればいいのかを選ぶことができます。
良い住宅建築をつくるための理論である「風水」と「家相」についてまずは知っておきましょう。
理解するためにおおすすめの本とともにご紹介します。
伝統風水とは?
李王朝の王家につかえる風水知識を継ぐ家の末裔という、日本で今を時めく風水家・李家幽竹(りのいえゆうちく)さんは「風水は環境学」といっています。
風水には「地理」という別名があり、狭義の地理学と、地理・地形を基にして巻き起こる風と水の象意を読みとって国の安泰や、ひいては人々の暮らしが良くなるように活かます。
風水による見方を大別すると、地形読破の術である「巒頭(らんとう)」と、時間によって変化する天地間の気を判断する「理気(りき)」とに別れます。
【コラム】江戸の町は風水でつくられた!?
天正18年(1590)、徳川家康が入封するまで、江戸城のまわりは湿地だらけで、竹の生い茂る荒れ地だった。
そんな関東の片田舎の江戸を、100万の人口を擁する大郡市に変貌させた男がいる。南光坊天海。家康の宗教政策ブレーンの彼こそが、江戸の発展を仕組んだ張本人であった。
富土山を北に見立て、町を螺旋状に広げていき、鬼門を寺社で封じ、さらに強力な地霊を祀った。天海について
一説では天文5年(1536)に会津の蘆名氏の一族として生まれたと言われています。108歳という長命で、3代将軍・家光にも仕えました(他にも134歳まで生きたという説や、明智光秀の後身ではないか、という説もあります)。若き日に随風と号し、下野国粉河寺で天台宗を学んだ天海は、その後、比叡山延暦寺をはじめ、各地の寺で学を深めています。そして、武田信玄や蘆名盛氏の招聘を受けてその元に赴いた後、天正16年(1588)に武蔵国川越の無量寿寺北院(現存の喜多院)へと移りました。やがて天台宗における関東の実力者となった天海は、家康の信頼を得て参謀として仕え、江戸の町づくりを担うことになるのです。天海の学んだ都市計画学は”大吉相の地相を選ぶこと”が原点
関東の地相を天海に見させました。天台密教の僧侶は、天文、遁甲、方術などの陰陽道の知識を持ち合わせていましたが、天海はそれらを駆使して西は伊豆から東は下総(現在の千葉県)までの広大な土地の地相をくまなく調べ、その結果、江戸こそが幕府の本拠地とするのに相応しいと定めたのです。
その判断の基準となったのは、「四神相応」でした。「四神相応」とは、古代中国の陰陽五行説に基づく考え方で、いわゆる風水における大吉の地相を指します。東に「青龍の宿る川」が流れ、西に「白虎の宿る道」が走り、南に「朱雀の宿る水」、北に「玄武の宿る山」がある土地は栄えると考えられてきました。(出典元:PHPオンライン衆知)
江戸は風水や陰陽道を盛り込んでつくられた都市なのですね。そして世界でも有数な大都市として今も元気いっぱいです。時の政権が興隆し、繁栄し、末永く続くように大吉相の土地を発見することが「風水」の本来の目的であると言えます。
風水の古典『狐首経』に「蔵風得水」(ぞうふうとくすい)とは水を得て、風を防ぐような地形のことで、風水においてもっとも気が溜まる土地とされます。
研究によれば風水の起源はBC1000年ごろで、宅地や村落の吉凶を占うもので、後の「陽宅風水(ようたくふうすい、住居の風水)」のもとになったということです。
■ 巒頭(らんとう)風水
7世紀ごろの唐代に盛んになり陰陽五行が取り入れられて「巒頭(らんとう)」学が誕生しました。※その土地の気の勢いや質を地形等の形成を目で見える有形のもので判断する方法。巒頭風水家によれば、風水を見るうえでの影響力は巒頭8割、理気2割という。
■ 理気(りき)風水
11世紀宋代に、羅盤(らばん)をつかって吉凶を占う方位学である「理気(りき)」が生まれました。※陰陽五行思想や八卦、易理(易)、方位など目に見えないもので判断する方法。理気風水家によれば、風水を見るうえでの影響力は巒頭6割、理気4割という。
「陽宅風水」が居住する家、「陰宅風水」を墓の風水として、両方をたいせつに扱うべしとしています。
風水でつくる家とは・・・
権力者が権勢をふるい国を支配するために「風水」が利用されました。中国や香港で「風水戦争」など勃発し、ライバルを「刹(さつ)」して力を削ぐ手法などで蹴落としあっています。その意味で風水とは「強い支配者」を創る理論です。
というわけで風水による家づくりの特徴は、財運、金運、健康運、人間関係など、王族やその家族の現実生活をより良くするために大地と天からやってくる気を読む家造りだと理解できます。
家を新築する前に読みたい伝統風水のおすすめ本
世界五大風水師筆頭、グランド・マスターによる正統派風水の本です。伝統風水のことが網羅されていると評判です。
■ 完全定本 風水大全
著者/盧 恆立 訳者/山道 帰一、 島内 大乾
価格/4,180円
「家を購入する前に見ておいてよかった」というレビューを多く見かけました。風水の本を読む場合「こんな間取り、できっこないでしょう」「今ある家のドアを移設できないでしょ」そういう場合どうするの?精神衛生上悪いから読みたくなかった、ということになりかねません。本を読むことは個別相談にはなりにくい性質上、基本的に「家を建てる前」に読むことが基本です。
■ 風水住宅図鑑
著者/山道 帰一
価格/4,180円
【日本風水】だれでも今すぐ実行できる
いわゆる「西に黄色」など、カンタンに実践できるインテリアに特化した家の占いは、1980年代にあった、なんとなく暗くて古いかび臭いイメージがある家相という名を使用せず、”風水”という新しい言葉を使い始めてブームを呼んだのは、Dr.コパが最初でした。1級建築士として家相のメジャー化に貢献されたのではないでしょうか。とうのも、日本の建築士が取り入れるものは「家相」が主流ですからね。
その後子ども部屋の風水リフォームなど手掛ける工事も請け負っていたユミリーが登場し、現在は「インテリア風水」の幽竹さんの風水本がたくさん出ていて人気を博しています。
「本物の風水ではない」「日本の風水はまがいもの」などと揶揄されることがありますが、世間で通りが良い”風水”という言葉を拝借し独自の路線を歩んでいるので「日本風水」とも言われて伝統的な正統派風水とは別物になっています。
だからダメなんだ、ということはありません。
なぜなら、風水の学問は中国で始まり近隣諸国に取り入れられましたが、地域により風土も違えば、文化も違うし、文明度・科学技術の発展度も異なるわけで、土地土地で風水も変化して当たり前ですから。正統派風水が日本の庶民に使いやすいかと言ったら、それはNOなのでしょう。だからインテリア風水が流行るのです。
インテリア風水でおまじない的に風水を楽しみたい場合のおすすめ本
■ 絶対、運が良くなる! インテリア風水
著者/李家幽竹
価格/1,540円
■ ユミリー風水―望みを叶える子供部屋
著者/直居 由美里
価格/1,257円
■ 1分風水
著者/小林 祥晃
価格/1,320円
【家相】自然の摂理と一体になる間取り法
土地や家の間取りなどの相(ありさま)によって住人の運勢をみる占術で、九星気学による家相方位学をもとに、心身の健康を害さない住宅建築をつくるための見方をいうことが多いとみられます。
風水・家相本を数々出版されている小林祥晃氏は「家相は掟、風水は技」という表現をしています。
平安時代に興隆を極めた陰陽道は、陰陽五行説をもとに発展を遂げましたが、天文学や暦学、地政学を学ぶ陰陽寮は国家機関の一部としてあり、日々の国家運営や人々の暮らしを占うことは、自然の摂理を知る事として当然のようになされていました。自然の摂理の事を「掟」と小林氏は言っているのかもしれません。
戦国時代には豊臣秀頼の弾圧を受けましたが、徳川家康が江戸の都市計画を、天文、遁甲(とんこう)、方術(ほうじゅつ)などの陰陽道の知識を持ち合わせた天台密教層に実施させ、江戸を風水都市にしたことは先述の通りです。
江戸時代には庶民向けの家相書が急増し、明治から戦後まで隠されましたが、1960年代に入り建築家清家清(せいけきよし)氏により建築計画学、建築史学、地理学の3分野から研究が進められました。清家清氏は、昔から言い伝えられた家相の中には建築学の観点からある一定の科学性が認められるものもあるとし、家相学を「建築計画学的・工学的・住居学的に根拠があるもの」と結論し、著書を残しています。
家相でつくる家とは
家相とは天地自然の摂理(神々)の意図を読み取って健康で長生きえきる暮らしすることで、家族が開運する家創りだと理解できます。だれか、外に敵がいて、外敵をやっつける手法は家相にはありません。あくまで家の中に入ってきた禍を吉(神)に転じて逆吉にすることが家相の目的です。神々と暮らす家づくりが家相の本分です。
家相の原点
日本の古い文書『ホツマツタヱ』に「みやのり(宮つくりの規定、今でいう建築基準法のようなもの)」と書かれた章があります。そこでは宮を作るときの建築法が制定されたことが記されています。
日本という国の文明は歴史教科書で知られているよりも早く、4万年前の石器がでたり、1万6千年前の土器が出土されたり、1万年ぐらい前の漆器が出たりする国なのです。「みやのり」をみれば、つい戦前まで普通の日本家屋にはあった「大黒柱」の起源がわかります。加えて陰陽五行や家をまもるヤマサ神の事にも言及されており、もともと自然の摂理(神々)が活きるしつらえが日本家屋には脈々と息づいていたと考えられます。
「みやのり」には特に山河から影響については書かれていませんが、地相をよくするために築山するという文化は神々の時代からの習わしのようです。奈良県にある天の香久山(あまのかぐやま)、御嵩山(みかさのやま)などは築山されたものだという記述があります。日本の庭造りは「箱庭」と揶揄された時代がありましたが、「自然にそこにある山河の気を得る」のではなく、自然神を降ろすために「山河を作る」思想があったのです。なんともスケールの大きなお話ですが。
天孫が大国主命に造らせた「みやのり」を受け継いだのが陰陽道であったり、家相学であると考えられます。
家相の基本を学べるおすすめの本
■ 家相学の知識
著者/平木場泰義
価格/3,142円
■ 日本人なら知っておきたい正しい家相の本
著者/小池 康寿
価格/2,200円
家相風水の間取りプランがあるおススメ本
家相プランニングの例なら、家相建築設計事務所代表が書かれているこちらの本がおススメです。
■ よくわかる! 家相と間取り
著者/佐藤 秀海
価格/1,650円
伝統風と家相、それぞれの鑑定方法
風水と家相はそれが成り立った経緯が全く違います。でも使えるものは使っちゃおう、いいものは取り入れようというのが日本らしくていいですが、それぞれ、どのように家の鑑定をするのでしょうか。
伝統風水の鑑定法
伝統風水で鑑定している伝統風水師の方からの出典になります。
1.地理的条件・方位の吉凶分析
■近隣の大きな山や建物からの影響
■土地の傾斜・土質の吉凶
■前後左右の建物・樹木・灯篭のような背の高いものの形や方位から受ける風の状態
■金運を左右する玄関の前を横切る川・道路・鉄道の吉凶
2.実際に感じる雰囲気
その場所を訪れるとどんな印象を受けるか。地霊や地竜がいる場所など、雰囲気で感得できることもある。
ご家族の生年月日などから四柱推命を分析、地形的条件から見た立地、方位と立地の相性と住居の向き、各方位の五行バランス(気)による間取りの吉凶、ご家族個人個人の各部屋との相性、インテリアの良し悪し(細かくは壁紙やカーテンの色)などを鑑定する。
3.間取り
築年数と住宅の向きから各方位の五行を割り出し、間取りの吉凶をみる。12段階に分かれる運気の中で最強の方位に玄関や寝室を設ける。
「健康運」「財運」と分ける手法や三合古法などを駆使しインテリアの配置なども検討する。キッチン、トイレ、お風呂、洗面所など排水が生じる場所に気を配る。四柱推命と本命卦により家族の吉凶をすり合わせて部屋を割り振り、ベッドや机の位置と向きまで指定。
新築の場合建築士に、最初の大まかな打ち合わせの案を図面作成してもらい、完成した図面を修正し理想的なプラン完成までは、何度か修正を入れる。(多い時で数十回)その後ある程度外観が完成してきた段階で、最終確認と水法測定のため再度現地にて調査。
4.外構の状態
近隣の地形に合わせて、塀や生垣、植栽の種類を選択する。雨水が敷地から流れ出る方向、玄関前の雨水が流れる方向と合わせて三合派水法により雨水桝の位置を決める。
5.建築吉日を調べる
新築の場合は、建築主の誕生日と建物の向きにより、土地建物の契約日、地鎮祭、着工日、引っ越しなどの重要な日取りを叢神擇日法(三合)や、三元派擇日法などを使って決める。
(出典:伝統風水秀山)
家相の鑑定法
建築家清家清が家相本を出していたこともあり、家相を重要視する建築士も相当います。”昔からのしきたり”となっていて迷信のように扱われた時代もありますが、古来から「神様が宿るためのしつらえ」があり、それを明文化したものが家相学として息づいています。「鴨居(かもい)」「鴫居(しぎい)」にもそれぞれの意味と役割があります。建築材料の近代化によって現代では必要がないものもありますが、家相は「神様が宿れる場か?」が大事なのです。そういった習わしを、一般にも使いやすく「家相学」として整理されてきています。
1.敷地の条件
■敷地に高低差がない。空気の通りが悪く滞りやすいためで、家族運・健康運に影響する
■東から南にかけて太陽光を遮らない道路などがあったり、玄関や門を設置しやすいこと
■風通しが良い土地には邪気がこもらない。土地も乾燥し運気が向上する
■土地の形は正方形や長方形で整っている
■斜めに道路と設置している場合は道路と平行に家を建てる
■廃棄物処理場、工場などが近隣にある敷地は避ける
■事故物件、過去にトラブルがあった土地、過去に池、沼、墓地などであった土地は避ける
2.家族の生まれ年
この世に生まれ落ちた時に受ける9種類の「気」の一つを誰もが持っている、という理論に基づき、それぞれの本命星に定められた方位をたいせつにすることで良相の住処が得られると考えます。
■一白水星(子・卯・午・酉)は北が本命定位。水の影響大。
北方位に大きな張りを。
玄関・トイレ・キッチンは避ける。
井戸・浄化槽設置は避ける。
■二黒土星(寅・巳・申・亥)は母なる西南が本命定位。土の影響大。
南西方位に張りも欠けもないこと。
中低木を植栽した庭。
南西方位にトイレ、浄化槽は避ける。
南西方位に玄関・門の配置を避ける。
■三碧木星(丑・辰・未・戌)は東が定位
東方位に大きな張り。
東方位に別棟を配置。
東に開放窓を設置。
東にトイレは避ける。
■四緑木星(子・卯・午・酉)は東南が定位
東南方位に張りを設ける。
東南に別棟を設ける。
東南の井戸は良い。
庭があると特に良い。
開放窓があり通気をよくする。
■五黄土星(寅、巳、申、亥)は中央が定位
中央の通気がスムーズ。
中央が常に清潔。
中央の階段、中庭、トイレ、浄化槽を避ける
■六白金星(丑、辰、羊、戌)は父なる北西が定位。
北西方位に張り。
北西に別棟を設置。
■七赤金星は金銭や金属製の道具や器具を意味し西が定位。
西に小さな張りを形成。
南東エリアに張りを形成。
西に別棟として物置を設置も良い。
西にトイレ、浴槽、キッチンは避ける。
■八白土星(寅・巳・申・亥)は小さなものが積み重なって大きな山となる象があ り、北東が定位
この方位には張りを設けず窓も設けない。
トイレの便器、キッチンのコンロ・流しを設置しない。
玄関、勝手口など設けない。
■九紫火星には火の象意あり
南に張りを設け、欠けを作らない。
トイレ、キッチンを避ける。
池や井戸は避ける。
日光を遮る高い木は避ける。
3.間取
間取りを作る時、完璧にすべてが配置できるとは限らず、70点から80点ぐらいの間取りを考えるようにします。家族の年回りが合わなかったり、部屋の配置が重なり矛盾が生じることもあるからです。優先順位を考慮しながらより良い間取りを考えます。
■家相の三所を整える。三所とは重要な方位のことで「鬼門(きもん、北東)」「裏鬼門(うらきもん、南西)」「宅心(たくしん、家の重心)」のことを言う。
■家相の三備を整える。三備とは「玄関」「台所」「トイレ」で、三備とも清浄に整えあかるくすることで人の暮らしの基本が整います。
■三所、三備の配置が整ったら、家族の寝室などで全般的な運気と健康運のよい場所を決めます。
4.外構の状態
鬼門、裏鬼門方位に魔よけとなるヒイラギなどを植えることがあります。土地の傾斜や排水の流れで家の運気を下げない工夫が必要です。
5.建築吉日を調べる
九星気学により重要な段取りの吉日を調べ、開運します。
- 新築等の大きな買い物をして良い年回りか
- 土地取り引きの日
- 建物の契約の日
- 既存建物の撤去の日
- 地鎮祭の日
- 基礎がかりの日
- 上棟の日
- 引き渡しの日
- 引っ越しの日
建築関係の吉日は「たつ(建)、みつ(満)、たいら(平)、さだん(定)、なる(成)、ひらく(開)」を選定し「三隣亡」「不成就日」は避けるのが一般的です。
「伝統風水」と「家相」の鑑定方法の差
ということで、風水と家相についてみてきましたが、風水は「支配者の家づくり」であり、家相は「大自然(神々)と一体化する家づくり」だという結論です。日本で90年代ごろから流行したのは、現実的なパワーを簡単に手に入れる風水でした。一度成功を味わった人たちが「バブルよ、もう一度!」という気持ちだったのでしょうか。
しかし新型コロナ禍を経験した今、それまでの社会から一変してしまいました。どう変わったのでしょうか。
今後の社会は個人個人がしっかり立ち、各自が本質を生きるようにならないとキツイ時代になると言われています。「他人との競争」「パワーゲーム」の真っ最中の世界情勢ですが、既存の資本主義など社会構造が崩壊するる前兆が新型コロナなのだという見方もあります。というか、国単位でのパワーゲームは、社会だけでなく地球環境、ひいては宇宙のバランスが脅かされるので、新型コロナにより強制的にストップがかかった、という印象すらあります。各国の首脳は多かれ少なかれおかかえ占い師を持っています。魔術すら行きかう世界で権力やパワーを得るために風水なども取り入れているはずですが、地球のためにそれらがうまく働いているとは思えない状況が現れてきています
原点に立ち返ることが求められる今は、大自然の神々の声に耳を澄ませ、地球からパワーをもらうのではなく、地球を癒したりパワーや力を与える家づくりをしなければ、地球が持たないのではないでしょうか。
風水も家相も、人間の思惑や生業のために変化して今があります。その意味では「気にしなくていい迷信」も含まれていると感じています。本来の根本にあるものを生かしつつ、地球を癒す家づくりを計画したいものです。
「風水」でもなく「家相」でもないものがあるとすれば具体的にはどのような家づくりでしょうか。
【イヤシロチ】縄文の”原始家相”と現代の技術を融合した家づくり
1947年物理学者の楢崎 皐月氏が著わした『静電三法』により”イヤシロチ”という概念が示されました。楢崎氏日本全国12,000か所をめぐって電位を測定し日本の国土にはイヤシロチ、ケガレチと普通の土地があることを発表しました。あらゆるものがよく育つイヤシロチに土地を変容させれば、国土は豊かになるとして、イヤシロチ化の方法を示しました。
現在では土地に対するイヤシロチ化だけでなく、人が暮らす住宅を”イヤシロチ化”する手法が様々に研究されています。電流や電磁波を実際に測定し、イヤシロチ化が成功しているかどうかがすぐに測定できるという点で「家相」「風水」とは一線を画しています。住宅の性能を測るための「気密測定」や「耐震測定」と同じようなものですね。その意味で、家相や風水といった家にまつわる習わしは住宅性能を高める大きな要素だと言えます。ただ、家相・風水は設置後の変化を測定するすべがなかった、というだけのことです。
縄文時代のみやつくりの原点やその意味を参考にしつつ、新しい技術でのイヤシロチ化を盛り込んだ家つくりの方法をあげます。
家をイヤシロチにする手順
【工事の前にすべきこと】
・敷地と家の間取りにより地相鑑定を行いアースパンクチャー設置計画をつくる
・間取りプランニングでは、「鬼門線・正中線に水回りを置かない」「家族の寝室位置関係をチェック」
・神棚の設置場所を決める
・更地になった際に二度目の地相鑑定で設置計画の再確認を行う
【工事の時にすべきこと】
・更地にした後に地鎮祭を行う
・敷地に適宜、アースパンクチャー(炭埋)を施し、変化を測定する
・なわばりし、基礎をつくるために掘ったところへ、家の四隅と中心に坐摩神社(いかすりじんじゃ)でいただいた「お清め砂」か塩を撒いて、家守りを願う
・上棟の際に、「あめつちの ひらくむろやの かみあれは ゑやはよわかれ ぬしはなかかれ」と三度書いたものをトシノリ神(葛城御歳神社や香良洲神社、水無神社など)とともに棟にお祀りし、関係者とともに祝う。
【工事完了後にすべきこと】
・”大黒柱(六角炭素)”を設置する
家相だけでなく、地相を良好にすることで完璧になります。
イヤシロチ化のためのおすすめ本
「イヤシロチ化」の概念が生まれた著作で、現在も研究者の間で読まれています。
■ 静電三法
著者/楢崎 皐月
価格/6,380円
”イヤシロチ”という概念を世に広く知らしめた本です。
■ イヤシロチ
著者/船井幸雄
価格/1,804円
イヤシロチ化の概念から、製品、実際の配置方法までを、「カタカムナ」を受け継ぐ女史に直接指南を受けながら、40年にわたるイヤシロチ化の研究の成果と、その手法が端的に語られています。
■ イヤシロチ化ガイドブック
著作/DCP株式会社
価格/1,100円
完璧な間取りをつくる方法
以上家相・風水に関して申し上げてきたことをまとめると次のようになります。
・家相、風水は家の性能を決める大きな要素である
・住宅性能を決める家相、風水は住宅業界人の9割がたが無視していると言われている
・家相、風水鑑定家により所見が異なる
・家相、風水処置のあとの測定方法を持っていない
・家相、風水とも家を建ててしまった後でも対処法は持っている
・家相、伝統風水とも今現在の土地や風土、電磁波環境などの問題解決法がない
・地殻変動や地軸移動(土地)への対処法が示されていない
・家相、風水は自然や大地(地球)からパワーをもらうことを重視している
以上を踏まえた上で完璧な間取りをつくるのため、風水師に頼るか家相を鑑定してもらうかお悩みの方へ、地相鑑定士からのアドバイスとして申し上げられることは、「自然や地球からパワーをもらうことだけを考えていては地球環境はどんどんダメになるだろう。地球を癒し、パワーを生み出す家や土地づくりの時代が来ている」ということです。
完璧な間取りとは、家族を守り、土地を守り、地球を癒すことができる家でこそ成立します。そのような視点で家づくりを考えてみましょう。
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